現在8位に付けるサークル・ブルッヘは現在リーグ戦では4試合連続ドロー中。5試合ぶりの勝利を目指す今節はホームに最下位セランを迎えた。今シーズンのリーグ戦でここまで11ゴールを挙げている日本代表FW上田綺世の活躍にも期待がかかる。
【スコア】
サークル・ブルッヘ 3-1 セラン
【得点者】
0-1 3分 マリウス・ムアンディルマジ(セラン)
1-1 31分 ウーゴ・シケ(サークル・ブルッヘ)
2-1 32分 上田綺世(サークル・ブルッヘ)
3-1 55分 上田綺世(サークル・ブルッヘ)
https://news.yahoo.co.jp/articles/487b3a902dddefa2b7d078758098ba2f5719ac67
2ゴールをマークした上田綺世
サークル・ブルッヘの反撃は31分、ペナルティーアーク内中央でFKを獲得すると、キッカーのウーゴ・シケが右足でゴール右下隅に直接叩き込み試合を振り出しに戻す。さらに直後の32分、敵陣中央で相手DFのクリアボールを拾ったアブ・フランシスがダイレクトで前方に浮き玉パスを送る。これに反応した上田が相手DFラインの背後に抜け出し、巧みなファーストタッチから右足でゴール右下隅に流し込んだ。ホームチームがあっという間に逆転に成功する。
その後もボール保持率で上回るサークル・ブルッヘがセランを押し込む展開が続く。何度か相手ゴールに迫るシーンを作るが、セランの守備陣の粘り強い対応に阻まれ追加点を奪うことはできず。前半はこのまま2-1で折り返した。
迎えた後半も試合の主導権を握ったのはホームのサークル・ブルッヘ。攻勢を強める展開の中で迎えた55分、再び上田がスコアボードを動かす。セランのGKのロングボールをサークル・ブルッヘの最終ラインが跳ね返すと、最前線でこぼれ球を拾ったケビン・デンキーが反転から前方へスルーパスを供給。これに反応した上田がワンタッチでボックス内に侵入し、最後は落ち着いてゴール左隅に流し込んだ。上田の2ゴール目でサークル・ブルッヘがリードを広げる。
なかなかシュートまで持ち込めない展開が続いていたセランは、リードを広げられて以降は圧力を強め、敵陣ゴール前に迫るシーンもいくつか作っていく。しかし、ラストパスやフィニッシュの精度を欠き、ゴールを脅かすことができない。対するサークル・ブルッヘはセランの反撃にしっかりと対処しつつ、機を見て4点目を狙いにいく。ハットトリックを狙う上田も何度かボックス内でボールを引き出したが、ゴールを奪うまでには至らない。
終盤にかけては多くの選手を入れ替えたサークル・ブルッヘ。上田も70分にピッチを後にした。結局、その後は両チームともスコアボードを動かすことはできず、試合は3-1で終了。サークル・ブルッヘはリーグ戦5試合ぶりに勝利を手にした。