
3月11日、英国ではプレミアリーグの公式戦が6試合行われ、日本代表MF三笘薫(25)が所属するブライトンはアウェイでリーズと対戦。三笘はこの試合も4-2-3-1左サイドで先発して、前半にMFマック・アリスターの先制点をアシスト。さらに1-1に追いつかれた後半にはオウンゴールを誘発させるクロスを放ち、ブライトンの2得点に絡んだ。
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三笘薫が2点に絡むもブライトンは敵地でドロー

ところが、後半16分、三笘がまたもブライトンにリードをもたらす。左サイドでボールを受けると、得意の縦抜けを見せ、倒れ込みながらも高速のクロスをリーズのゴール前に蹴り込んだ。このボールがピンボールのようにリーズDF、GKに当たって、ゴール前にこぼれた。そこにMFハリソンがクリアしようと飛び込むが、MFマーチと競り合って処理を誤り、自軍ゴールにボールを蹴り込んだ。これも結局、三笘のクロスのスピードと危険エリアをついたクオリティの高さが生んだオウンゴールだった。
ブライトンが再びリードを奪ったものの、リーズがすぐさま反撃に出る。ショートコーナーからブライトンの一瞬の隙をつき、左サイドの角度のない位置からオウンゴールを与えたハリソンが右足を豪快に振り切った。対角線上右隅のゴールネットを揺らしてリーズが2-2の同点に追いつき、このまま試合が終了した。
ポゼッション62%を支配して、終始優勢だった試合で2-2ドロー。三笘は試合直後に開口一番、「こういう試合を何度もしている。教訓をいかしきれていないのは残念」と厳しい表情で不満を表明した。また、先制点をアシストしたことに関しては「ゴールに絡めたのは良かった」としたが、「他のところで驚異になりきれていなかった。もう少し自分から行ってもいい場面もあった」とコメント。前節で今季6ゴール目を決めて香川真司、岡崎慎司のプレミア日本人最多得点記録に並び、新記録の期待がかかった試合でシュートがゼロに終わったことに悔しさをにじませていた。