イタリア紙『Tuttosport』は3月12日、ミランがフライブルクの堂安律に関心を寄せていると報じた。DFキリアン・シルディリアとともにターゲット候補に挙がり、9日にトリノで行われたヨーロッパリーグのラウンドオブ16第1レグ、ユベントス戦を現地で視察したという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/756d22819d5578d03153bcb8dcd05364e18f83aa
ミランからの関心が伝えられた堂安
「おそらくミランはほかに投資すると思われることもある。ドウアンは大金を投じたシャルル・デ・ケテラーレと同じ役割になるはずだ。ブラヒム・ディアスの状況にも注意する必要がある。また、この位置ではヤシンヌ・アドリもいる。ウセム・アウアーへの関心も忘れてはいけない」
ただ、同メディアも「右ウイング」と伝えているように、もしも堂安がミランに加入した場合、ポジションを競うのは2列目の右サイドを主戦場とするジュニオール・メシアスとアレクシス・サーレマーケルスだろう。
昨季の11年ぶりのスクデット(リーグ優勝)に貢献した2人だが、ミランは以前から同ポジションの強化が課題と言われている。その候補のひとりとして堂安が浮上したようだ。
周知のように、カタール・ワールドカップのドイツ戦とスペイン戦で途中出場からゴールを決め、日本代表アタッカーは評価を高めている。『90min』イタリア版は「(シルディリアより)クラブでも代表でもより国際レベルでの経験がある」と紹介した。
「純粋な左利きで、右サイドから中央に切り込み、強い足を生かしてFWに提供する。組み立てや狭いスペースの中で上手い選手だ」
アメリカの投資ファンド「エリオット」がオーナーとなり、堅実経営に路線を切り替え、レジェンドのパオロ・マルディーニに技術部門を託し、2019-20シーズン途中にズラタン・イブラヒモビッチを呼び戻して以降、ミランは着実に復活を遂げてきた。今季はチャンピオンズリーグでベスト8進出だ。