インターナショナルマッチウィークを経て、プレミアリーグがいよいよ再開する。現地時間で“ランチタイムキックオフ”の一戦では、マンチェスター・Cがホームでリヴァプールと激突。今季の公式戦では4度目の顔合わせとなり、マンチェスター・Cから見て1勝2敗という成績だ。直近の数シーズンにわたって優勝争いを繰り広げてきた両者だが、今季は状況が変わっている。現在2位のマンチェスター・Cは首位アーセナルと比較して消化試合数が1試合少ない中、勝ち点差「8」を追いかける状況。一方のリヴァプールは暫定6位となっており、チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を懸けてプレミアリーグ2試合ぶりの白星を狙う。
マンチェスター・Cはルベン・ディアス、ケヴィン・デ・ブライネ、ジャック・グリーリッシュらがスタメンに並んだ。18日に行われたFAカップ・準々決勝のバーンリー戦でそけい部を痛めたアーリング・ハーランドはメンバー外となり、最前線にはフリアン・アルバレスが入る。一方、リヴァプールはフィルジル・ファン・ダイク、ジョーダン・ヘンダーソン、モハメド・サラーらを先発にチョイス。ロベルト・フィルミーノやダルウィン・ヌニェスらはベンチから出番を待つ。
【スコア】
マンチェスター・C 4-1 リヴァプール
【得点者】
0-1 17分 モハメド・サラー(リヴァプール)
1-1 27分 フリアン・アルバレス(マンチェスター・C)
2-1 46分 ケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・C)
3-1 53分 イルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・C)
4-1 74分 ジャック・グリーリッシュ(マンチェスター・C)
https://news.yahoo.co.jp/articles/74d46a416558efc4c94761a49c567c50ac02426f
デ・ブライネの得点でマンCが逆転
対するリヴァプールは17分、自陣から細かいパスを繋いで前進すると、右のスペースで前を向いたトレント・アレクサンダー・アーノルドが浮き球の長いボールを供給。最終ライン背後のスペースへ飛び出したディオゴ・ジョッタがボールをキープすると、落としにサラーが反応。スピードを上げて背後から駆け上がると、左足でゴールネットを揺らした。リヴァプールが先手を取っている。
1点ビハインドとなったマンチェスター・Cだったが、その後も“らしい”攻撃を続ける。27分には右サイド開いた位置でボールを受けたマフレズがドリブルで中央へ持ち運ぶと、パスを受けたイルカイ・ギュンドアンが反転からペナルティエリア左のスペースへボールを繋ぐ。走り込んだグリーリッシュがダイレクトで折り返すと、最後はアルバレスが押し込んだ。マンチェスター・Cが試合を振り出しに戻している。
1-1で折り返した後半、立ち上がりに再び試合が動く。46分、ピッチ中央付近でボールを引き出したアルバレスが右サイドへと展開。大外を駆け上がったマフレズがダイレクトで中央へ折り返すと、最後はデ・ブライネが難なく流し込む。後半のキックオフから1分ほどが経過したところで、マンチェスター・Cが試合をひっくり返した。
勢いに乗ったマンチェスター・Cは54分、ペナルティエリア手前右寄りの位置でボールを動かすと、大外でボールを受けたマフレズがペナルティエリアに侵入。相手を引きつけてマイナスへ折り返すと、アルバレスが左足でフィニッシュまで持ち込んだ。ここは相手DFアレクサンダー・アーノルドにブロックされたものの、こぼれ球にギュンドアンが反応。ファーストタッチからGKの位置を見てゴール左にシュートを沈め、マンチェスター・Cがリードを広げた。
74分にはマンチェスター・Cがまたもゴールネットを揺らす。自陣でのパス回しから、右寄りの位置で前を向いたギュンドアンが一気に長いボールで左サイドへ展開。ボールを受けたグリーリッシュは、対峙したアレクサンダー・アーノルドを引きつけて斜めのスペースへボールを送る。デ・ブライネがダイレクトでマイナスへ折り返すと、走っていたグリーリッシュがリターンパスをダイレクトで流し込んだ。
その後はマンチェスター・Cがボールを握りながら試合をクローズし、このままタイムアップの笛。先制点を許したマンチェスター・Cが美しい崩しから4ゴールを挙げ、ホームで逆転勝利を飾った。これでプレミアリーグでは4連勝、公式戦では7連勝となっている。一方、リヴァプールはプレミアリーグ2連敗に。来季のCL出場権獲得に向けて、苦しい敗北となった。