
今季はセルティックでゴールを量産するFW古橋亨梧が話題を集めてきたが、それに負けじとベルギーではセルクル・ブルージュFW上田綺世がリーグ戦17ゴールと絶好調だ。
古橋はスコットランド得点ランク首位を走り、上田はベルギー国内リーグで得点ランク3位につけている。どちらも5大リーグではないが、日本人センターフォワードが海外クラブでゴールを量産しているのは非常にポジティブだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6409127ba265635a3600882c771b6df7f44dcad
セルクル・ブルージュでゴール量産する上田綺世

古橋と上田に共通するのは、エリア内での動き出しで勝負するストライカーという点だ。自らドリブルで局面を打開してシュートへ持ち込むタイプではなく、動き出しからワンタッチ、ツータッチでシュートを狙っていく。彼らを活かすにはチームメイトとの意思疎通が欠かせない。
上田もベルギー国内リーグではドリブル成功数が僅か8回とかなり少なくなっており、鹿島アントラーズ時代より一瞬の動き出しと体の強さに定評がある。
ここまでベルギー国内リーグでは2番目に多い85本のシュートを打っていることに加え、空中戦勝利数もFW部門ではコルトレイクFWフェリペ・アベナッティ(126回)、オーステンデFWフレイザー・ホーンビー(97回)に次いで3番目に多い96回を記録。欧州リーグで高さ勝負を挑める日本人FWが出てきたのは何とも心強い。
ちなみにリーグ全体で見ると、空中戦勝利数3位にコルトレイクDF渡辺剛、4位にシント・トロイデンDF橋岡大樹もランクインしている。
上田の場合はエリア内での高さ勝負も可能だが、ゴール前での動き出しを得意とする点取り屋をチームとしてどう活かしていくのか。これは次のワールドカップ2026年大会へ森保ジャパンにとって1つのテーマとなりそうだ(数字は『WhoScored』より)。
