
ミケル・アルテタ監督が、最終節を前にしての終戦を嘆いた。クラブ公式サイトが伝えている。
現地時間5月20日に開催されたプレミアリーグ第37節で、冨安健洋(右膝の怪我のためベンチ外)が所属する2位のアーセナルは、16位のノッティンガム・フォレストと敵地で対戦。終始押し込むも、19分にカウンターから許したゴールを最後まで返せず。0-1で敗れ、マンチェスター・シティの3連覇が確定した。
アーセナルは開幕5連勝を飾るなどロケットスタートを切り、首位を走り続けるも、シーズン終盤で大失速。ここに来て11連勝と猛威を振るうシティに、最後は力の差を見せつけられた。
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「ウェストハム戦も3-1で勝てた。流れが変わってしまった」

ターニングポイントはいくつか考えられるが、アルテタ監督が“元凶”として挙げたのは、2点リードから土壇場で追いつかれた30節のリバプール戦(2-2)だ。連勝が7でストップすると、そこからまさかの3連続ドロー。天王山と目されたシティとの直接対決も1-4で完敗を喫した。
「アンフィールドで90分に起こった出来事が始まりだ。私たちは勝利を手放した。ウェストハム戦も3-1で勝てたはずだ。そこで流れが変わってしまった。このリーグで勝つためには、全てにおいて卓越していなければならない。ライバルチームは隙を与えてくれたりはしない。逆に我々は隙を与えすぎて、リーグタイトルを失ってしまった」
それでも41歳のスペイン人指揮官は、すぐさま視線を来シーズンに向ける。「この傷を糧に、また新たな挑戦をしていくのか」と問われると、力強く「もちろん、そうするための方法を見つけるつもりだ」と答えた。
「多くの人の努力と信念、時間を費やしてきた事実を目の当たりにしたなかで、彼らのために悲しい思いをしている。このグループから持てる力を全て絞り出し、一定のレベルに到達するための代替案や方法を見つけ出したかった。それが私の仕事であり、責任だ。問題点を分析し、考えなければならない」
