川島永嗣、日本代表への想い。“15年で一区切り”発言の真意。内田篤人は「けっこう早く言ったな、と思った」 | footcalcio

川島永嗣、日本代表への想い。“15年で一区切り”発言の真意。内田篤人は「けっこう早く言ったな、と思った」

川島永嗣

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2022年のカタール・ワールドカップ後、川島永嗣は日本代表に対する自身の考えをSNSで発信した。

初招集は2007年。約15年間、日の丸を背負い、戦い続けた40歳の守護神にとって「日本代表はいつまでも憧れ、そして夢の場所」だ。「でもここが一区切り。ここからはまた自分の挑戦に集中していきたいと思います」。

大きな決断を下した。その真意を、DAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』で語った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/432861992e0fbae1a18a841f40cfa4e897fa26a6

「ここが一区切り」。川島が日本代表への想いを語った

カタール大会のベスト16で、日本はクロアチアにPK負け。川島は「悔しくてしょうがなかった」。2010年の南アフリカ大会でも、当時はパラグアイを相手にPK負けを喫し、ベスト8に進めなかった。

「2010年から、人生をかけて戦ってきた。いろんなものを犠牲にして。2010年の時、悔しい想いをした。それでベスト16より上に行けない悔しさを抱え続けて、ずっと、2022年まできて、そこでもやっぱり変えられなかった悔しさが自分の中ですごくあった」

カタール大会で川島に出番はなかったが、長い月日をかけて信念を貫いてきたからこそ、悔しくてたまらなかった。ただ――。

「今回、試合に自分は出ることはなかったし、自分のチームで試合に出ていなくて、日本代表という特別な場所に呼んでもらっていたなかで、自分自身が区切りをつけないと、前に進めないな、と。

やっぱり、日本代表という場所はみんなの憧れの場所だし、みんなが目ざしたい場所だし、そこに自分が相応しいからこそいるべきで、自分が中途半端な状態で、いるべきではないと思った。そう考えているうちに、自分のなかでこのワールドカップを1つ区切りにしないといけないなっていうのがすごく沸いてきて」

川島がSNSで発信する前に、「僕ら電話で話しているんですよ」と内田氏が明かす。元日本代表SBはどんなことを伝えたのか。

「代表って、そもそも選ばれるものだから、自分から言うこと、ないんじゃない、という考えはありますよね、もちろん。っていう話をちょっとして。いや永嗣さん、あなたどれだけ日本代表に尽くしてきたんですか、と。自分からやめるって、言う権利と言ったらあれだけど、立場でもあると思いますよ、僕は。

何回、日本を救ってきたんですか。その人が自分からA代表に、区切りつけますって言うの、何が悪いんですか、と。もし何か言われても、そんなの気にしなくていいじゃん、永嗣さんのサッカー人生じゃん、って話したのは覚えています」

内田氏との会話で、川島も「篤人と話したあとは、気持ちがすっきりした」という。ほどなくして、SNSを更新。内田氏は「すぐやったもんね(笑)。けっこう早く言ったな、と思って」と意外だった様子で、このコメントに川島も笑顔を浮かべた。

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フランスのストラスブールとの契約は今季限りで満了。次なる戦いの舞台はどこになるのか。

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