
<欧州チャンピオンズリーグ(CL):レアル・ソシエダード1-1インテル>◇20日◇第1節
3トップの右で出場した久保は期待されたゴールは奪えず、後半27分に途中交代。それでも前半終了間際に強烈なシュートを放ち、鋭い左足キックからチャンスを演出するなど、随所に見せ場をつくった。
オドリオソラトと交代し、ピッチを去る際にはホームスタジアムのサポーターからはスタンディングオーベーションが起こった。久保はチームの顔としての立ち位置を確立している。一方でサポーターから懐疑的な目を向けられているのが10番を背負う主将、FWミケル・オヤルサバルだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6400e8735ec06c41543d9f78a63da8019ad6c1f9
数字的には物足りなさを感じているかもしれないが…

前十字靱帯(じんたい)断裂の重傷を経て昨季途中から復帰した。だが、以前のような得点力を見せることができず、この日のインテル・ミラノ戦含め今季も公式戦6試合に出場して無得点。17日のレアル・マドリード戦では、久保の強烈なミドルシュートにオフサイドポジションで触れてしまい、ファインゴールを幻としてしまった。
そういう状況も重なり、サポーターはオヤルサバルへ懐疑的な目を向けている。試合後の会見ではアルグアシル監督に対し、記者からも同様の質問が飛んだ。
指揮官はすかさず「彼はラ・レアル(※Rソシエダードの愛称)史上最高の選手の1人だよ。過小評価する人がいるが私には理解できない。なぜなら彼は素晴らしいプレーをやっていたからね。数字的には物足りなさを感じているかもしれないが、彼は他の選手のために動き回っている。もしミケル・オヤルサバルを疑っている人がいるとすれば、その人はサッカーを何も分かっていない」と擁護した。
チームは終盤の失点で1-1の引き分けに終わった。それでも指揮官は「欧州チャンピオンズリーグの中でも屈指のチーム相手にすごい試合をやったこの夜を誇りに思わなければいけない」と勝ち点1を好意的に受け止めていた。