
◇サッカー・欧州チャンピオンズリーグ1次リーグ Rソシエダード 1-0 ベンフィカ
欧州チャンピオンズリーグ・グループステージ第3節で日本代表FW久保建英が所属するRソシエダードはアウェーでベンフィカと対戦し、1―0で勝利した。先発出場の久保は後半31分までプレーした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/79412f708e049770671608b5c7bd0a2f562a2044
久保建英、CLベンフィカ戦のMOMに
CLベンフィカ戦で勝利したタケから皆さんへ💬 pic.twitter.com/SGjLgWq1GV
— レアル・ソシエダ 🇯🇵 (@RealSociedad_JP) October 25, 2023
ゴールへの意欲はいつにも増して高かった。久保は前半から前線でボールを受けては果敢にシュート。横に味方がいる場面でも積極的に枠を狙った。「さすがにCLでそろそろ点が欲しいなと思っていた」と久保は言う。前半30分、右サイドでボールを受け中に切れ込み、DF2人を前にニアサイドを狙うもわずかに右へ。狙い続ける久保に、隣にいた味方選手がパスを求める場面もあった。しかし、久保は「決めたらいいだけ。外したのでみんなにごめんと謝りましたけど、後半の1度以外は自分で打っていいシーンだった。自己中心的な部分も出たが、FWとしてサイドでプレーしているなら、あれくらいでもいいかなと思います」と気にしない。
いい意味での強引さに加え、カットインからのシュートという得意の形にも磨きがかかる。後半22分、右から切れ込んで放ったシュートはバーを叩いた。
「あのカットインができるようになったのは、自分の大きな武器がひとつ増えたかなと。左利きのウインガーではああいうゴールを決めている選手がトップトップだと思う。あの形が自分もできてきたのは誇れるポイント」
ドリブルでの中央突破でDFオタメンディら2人を抜きさるなど躍動した久保はCLで初のMVPに選出。リーグ戦では度々選出されているものの、CLのそれは格別だったという。
「今回のMVPが一番うれしいですね。ずっとほしいと思っていましたし。リーグはファン投票があるけれど、CLはマッチコミッショナーが選んだものなのですごくうれしい」
この勝利によりRソシエダードは勝ち点を7に伸ばし、インテルを抑えグループ首位に立つ。
「ほぼ理想の形ですよね。勝ち点7で、次勝てばほぼ突破が決まる状況になると思う。今日は完全に試合を支配していたので結果がついてきてよかった」