ブライトン三笘薫が同点ゴール演出!左からの強烈クロスでオウンゴール誘う 勝利逃すも「全然ネガティブになっていない」

三笘薫プレミア

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◆イングランド・プレミアリーグ第11節 エバートン1-1ブライトン(11月4日、リバプール=グディソン・パーク)

11月4日、英国各地ではプレミアリーグの第11節が7試合行われ、日本代表MF三笘薫(26)が所属するブライトンはアウェーで名門エバートンと対戦。三笘は4-2-3ー1の1.5列目左サイドで先発。守りが固いエバートンに1点を先行されて苦しい展開となった試合で、後半39分、同点に追いつくクロスを炸裂させ、雨の中で行われたアウェイ戦を1-1ドローに持ち込んだ。

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同点弾誘発でブライトンに勝ち点もたらした三笘薫

相手は規律の高い守りでダイチ監督のエバートン。その相手に前半7分、DFマイコレンコのゴールで先行された。しかし、この8分後、MFグロスが放ったフリーキックに主将ダンクが左足のボレーを合わせてゴール。鮮やかな同点弾が決まったかに見えたが、これがVARの結果オフサイド。そしてここから守りを固めたエバートンに手を焼いた。

試合はブライトンが80%のポゼッションを握ったが、最終ラインに中盤からボランチ2人が加わり、6人で守ってゴール前のスペースを完全に消した上に、三笘には常に2枚のマークが付く形。ボールを持っても行き場がないブライトンは、ダンクの幻のゴール後、前半はエバートンにしっかり守られ、苦しい展開となった。

それでも後半22分、三笘は試合終盤の同点を予兆させるプレーで見せ場を作る。得意の左サイド突破を見せて、エンドラインぎりぎりから左足折り返しクロスを放った。このボールにグロスが左足を合わせたが、このシュートは大きくバーを越えた。

そしてアウェー席のブライトン・サポーターのフラストレーションが最高潮に高まった後半39分、ついに三笘のクロスが同点にした。左サイドで右サイドからのロングボールを受けた三笘は、この試合で右SBのベテラン・ヤングとともに日本代表MFのマークについたMFハリソンとの1対1に持ち込む。そこで中央に切り込むと見せかけ、トレードマークの大きな切り返しでボールを逆に振って縦に抜けると、左足で強烈なクロスを放った。このボールがハリソンの奥で守っていたヤングの右ひざに当たって角度を変えると、ふわっとしたループボールとなり、イングランド代表GKピックフォードの頭を越えてゴールに飛び込んだ。アウェー席の目の前でクロスを放った三笘は、ボールがゴール・ラインを越えたことをしっかり見届けると、くるっと振り向いて、右の拳を激しく振って雄叫びを上げながらブライトン・サポーターの前を横切った。

9月30日にアウェーで行われたアストンビラ戦で1-6の大敗を喫してから直近のリーグ戦4試合で2分2敗。この試合を落としていたら5戦で2分3敗となり、黒星がドローを上回るところだった。アウェーの敗戦からチームを救った三笘は試合後、最終的に守備が固いチームをこじ開けたことは「自分の中でも少しづつ縦のところも行けるようになっている」と、コンデションの良化をアピール。5試合未勝利となってはいるが、それでも現在は勝ち点『18』の7位。「上位も狙える位置なので、全然、ネガティブにはなっていないです」と現状を見据えて、今後も続く連戦に「とにかく(気持ちを)切り替えて、フィジカルのコンディションを整えることです」と、すでに次戦の勝利に目標を定めていた。

次節、エヴァートンは11日にアウェイでクリスタル・パレスと、ブライトンは12日にホームでシェフィールド・ユナイテッドと対戦する。

コメント

  1. 名無し より:

    味方より相手の方が合わせるの上手かったな

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