今季のリヴァプールはプレミアリーグを7勝2分1敗と好成績で駆け抜けており、今節勝利すれば暫定2位に浮上する。ヨーロッパリーグ(EL)でも3連勝を飾り、カラバオ・カップでも4回戦を突破。チームとして良い雰囲気でシーズンの序盤戦を過ごしている。対するルートン・タウンは今シーズンがクラブ史上初のプレミアリーグ挑戦。開幕からの成績は1勝2分7敗と苦しいものとなっており、現在は4戦連続で勝利から見放されている。ホームにリヴァプールを迎える今節、5試合ぶりの白星を飾ることはできるだろうか。
【スコア】
ルートン・タウン 1-1 リヴァプール
【得点者】
1-0 80分 タヒス・チョン(ルートン・タウン)
1-1 90+5分 ルイス・ディアス(リヴァプール)
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3a50584b3eb46dd07e5232fccc95fd975a54866
執念の同点ゴールを叩き込んだルイス・ディアス
試合は立ち上がりからリヴァプールがゴールに迫る。5分、敵陣左サイドに流れてパスを受けたヌニェスがカットインし、右足フィニッシュ。カーブのかかった一撃は枠を捉えたが、GKトーマス・カミンスキに弾き出された。続く13分には、自陣右サイドで前を向いたトレント・アレクサンダー・アーノルドからのロングフィードが最終ラインの裏へ抜け出したヌニェスへ渡る。トラップから右足を振り抜いたが、シュートはクロスバーに嫌われた。
その後もサラーやヌニェスがゴールに迫るシーンを作ると、33分にはリヴァプールがビッグチャンスを創出。ジョー・ゴメスからのパスを受けて前を向いたライアン・フラーフェンベルフが敵陣のスペースを持ち運び、中央へ入ってから左へスルーパスを流し入れる。動き直していたジョッタがボックス内からダイレクトで狙ったが、再びGKカミンスキが立ちはだかった。
ホームチームはなかなか決定機らしいシーンを作ることができなかったが、42分にはペナルティエリア手前でルーズボールを拾ったバークリーが右足を振り抜く。しかし、ミドルシュートはジャストミートせず枠を外れた。前半はこのままスコアレスで終了している。
後半に入っても試合の様相は変わらず、リヴァプールがボールを握ってゴールに迫る時間が続く。70分にはペナルティエリア手前左寄りの位置で前を向いたアレクサンダー・アーノルドが右足でクロスボールを送ると、ボックス内でサラーが頭で折り返し、最後はヌニェスが合わせる。しかし、シュートはジャストミートせず、枠を大きく外れた。
続く79分にはペナルティエリア手前右寄りの位置でアレクシス・マック・アリスターからのパスを受けたフラーフェンベルフが、ターンから左足でミドルシュートを狙う。ここはGKカミンスキが再びビッグセーブを見せ、リヴァプールは均衡を破ることができない。
このプレーで得たコーナーキックをアレクサンダー・アーノルドが中央へ蹴り込むと、ファン・ダイクがヘディングシュート。この一撃がブロックされると、セカンドボールがルートン・タウン側へ渡り、一気にカウンターを発動する。バークリーが持ち運んで右へ繋ぐと、待っていたイッサ・カボレが右足でアーリークロスを供給。最後はファーサイドへ走り込んでいたタヒス・チョンがダイレクトで押し込んだ。ルートン・タウンが終盤に試合を動かし、貴重な先制点を記録した。
しかし、ここから怒涛の反撃に出たリヴァプールは、後半アディショナルタイムに猛攻を結実させる。敵陣でルーズボールを拾ったイブライマ・コナテが右へ繋ぐと、ペナルティエリア手前右寄りの位置からハーヴェイ・エリオットが左足でクロスボールを供給。ファーサイドで待っていたルイス・ディアスは高いジャンプからヘディングシュートを叩き込む。復帰戦となったルイス・ディアスが大仕事を果たし、リヴァプールが土壇場で試合を振り出しに戻した。
試合はこのままタイムアップ。リヴァプールは試合終了間際に生まれたルイス・ディアスの劇的な得点で黒星を回避した。遠藤に出場機会は訪れていない。一方のルートン・タウンはあと一歩のところで大金星を逃すこととに。第7節エヴァートン戦以来の今季2勝目を飾ることはできなかった。
コメント
サラーはもうちょっと難しいパス出してあげないと…