【セルジオ越後】森保ジャパンの実力が明らかになったイラク戦。10連勝で勘違い? 今大会でも決して横綱ではないよ

アジア杯

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日本はアジアカップでイラクに1-2で敗戦。4-2で勝利したベトナム戦からの2連勝はならず、グループステージで1勝1敗になった。

イラクは、日本をよく研究していた。攻撃ではボールをつなごうとせず、ゴールキーパーからのロングキックで、相手のプレスを無効化した。そのボールを、フォワードのアイメン・フセインがしっかりと収めていた。

そのフセインが決めた2得点は、ともに左サイドから。日本の右サイドバックだった菅原は前の試合でイエローカードを受けていたから、思い切った守備がしづらい状況。その点も、イラクの選手たちは頭に入れていたのだろう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/02c32d27f620eff1b6a732c3c2a7e4d1540179a7

日本は連勝ならず。しっかりと対策してきたイラクに歯が立たなかった

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相手の守備も良かったね。球際の強さを活かし、久保や南野の個人技を封じた。ミドルシュートが少なく、ボックス内で勝負したがる日本のアタッカー陣に対し、人数をかけてブロックを作り、フィジカルの強さを発揮して阻止した。終了間際に1失点したけど、コーナーキックでも高さと強さが際立っていた。

十分な対策をしたうえ、強い気持ちを前面に出し、謙虚に戦い抜いた。日本との実力差を認め、割り切った戦い方を貫いたね。

対する日本は、自チームの実力をどう捉えていたのか疑問だ。「世界の強豪とも互角に戦える」「ワールドカップで優勝の可能性がある」といった趣旨の発言があったように、目線の過剰な上昇も感じられた。

イラク戦の前まで10連勝中だったけど、明らかに格下な国も含まれていた。厳しい言い方だけど、勝敗の結果だけで、勘違いしていた部分もあったのではないかな。

現実は、ベトナム戦とイラク戦とも2失点。今回は逆転できなかった。イラクのようなレベルの相手に2点ビハインドになると、追いつく力がないことがはっきりとした。

そもそも、アジアカップで直近2大会はベスト8と準優勝で、王者ではない。前回覇者はカタールであって、日本はチャレンジャーの立場だ。アジアでもせいぜい大関、決して横綱ではないよ。

幸い、自力でのグループステージ2位通過が可能だ。その場合、韓国がグループEを首位で勝ち抜くとベスト16で日韓対決になる。ただ、ノックアウトステージに勝ち上がる相手は強豪だらけだから、強いチームとの対戦は早かれ遅かれ避けられないだろう。

次は、グループステージ最終節のインドネシア戦だ。勝利は絶対条件だけど、この試合で全てを使い果たすわけにはいかない。今回の負けで明らかになった課題を解決して次に活かしつつ、チームの状態を上げていってほしいね。

次節は24日に行われ、日本代表はインドネシア代表と激突。試合の模様は『DAZN』での独占LIVE配信が予定されている。

コメント

  1. 名無し より:

    まあその通りです。
    反論は不可能です。

  2. 名無し より:

    セルジオはこういう時にお前らが言って欲しい言葉言ってくれるよな

  3. 名無し より:

    セレソンにも言ったってや

  4. 名無し より:

    守備陣は冨安がいないとあとは板倉と伊藤洋輝しか4大で評価されてる奴いないし透けてはいたよ。ただ昨日の試合は明らかに左南野が全ての機能不全の原因。その影響で右をゴリゴリ攻略されてた菅原に隠れて目立ってなかったけど、空中戦で負けまくって18番のポストを安易にしてた谷口が前半一番の穴だったと思う。

  5. 名無し より:

    日本が負けてメシの種が出来て嬉しそうw

  6. 名無し より:

    冨安いないだけでセンターラインあれだし酒井のすごさも改めてよく分かるな

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