「なんか感覚が出ましたね(笑)」スパルタ斉藤光毅が魅せた“3人ぶち抜き突破”に地元ファンも熱狂

海外日本人選手

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斉藤光毅が2月17日のロッテルダム・ダービー、スパルタ対エクセルシオール(2−2)でファンを魅了するプレーをいくつも披露した。なかでも31分のビッグプレーは、トビアス・ラウリッツェンのゴールをプレアシストする内容の濃いものだった。

斉藤の蹴ったCKがDFに弾かれて、再び彼のところに戻ってきた。この浮き球をマーカーに身体を上手く預けてキープし、ヘッドで小さくボールを突いてからターンして、敵2人の間にボールを浮かして抜き去りペナルティエリア内に侵入。続く3人目のマーカーを股抜きで交わした斉藤が鋭角のパスを入れる。これをCBバルト・フリンズ主将がダイレクトでシュートし、ゴール目前でラウリッツェンが触って、スパルタが2−2に追いついた。

ラウリッツェンが触れなければ、フリンズのゴールになっただけに、試合後の斉藤は「あれは俺のアシストじゃなかったですね」と少し不服そう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/31768a045ed3d159572fa1f630a022227cda40b1

「あれは俺のアシストじゃなかったですね」とポツリ

―アシストは付かなくとも、人々の記憶に残る素晴らしいプレーでした。

「なんか感覚が出ましたね(笑)。良かったです。自分の蹴ったCKはニアで引っかかってしまいダメだったんですけれど、その後競り勝って、自分のいい形に持っていくことができました。本当はシュートコースが見えたんで、思い切って強いシュートを撃とうと思ったんですよ。でも、バルト(フリンズ)が見えたんでパスを出したんですが、トビ(ラウリッツェン)が当てた…。アシストじゃなかったのは悔しいですが、チームに貢献できて良かったです。ああいうプレーを増やしていきたい」

この試合、16分を終えた時点でスパルタは2点のビハインドを負ってしまう。最近4試合は1分け3敗。この間、得点わずか1ということもあり、0−2にされるとスパルタサポーターから不満のチャントが起こった。斉藤も失点が続くと、一瞬「やばい。チーム、終わるな」と思ったという。

「だけど、そう思ったのは2点取られた、その時だけ。そこから盛り返して1点差にして、2点目で同点に追いついて、4−2にして勝った。0−2から4点取る力をスパルタは持っている。そのことを信じてました」

75分に生まれたラウリッツェンの勝ち越し弾は、斉藤の蹴った左CKをバックヘッドで合わせたもの。

「あんまり良いボールじゃなかったですけど、トビがそこにいてくれたんでラッキーでしたね」

不思議なもので、ここのところ貧攻に悩まされたスパルタがダービーマッチで突然4点の大漁ぶりだった。

「スパルタはしっかり点の取れるチームだと思う。しかし、まず守備からやっていかないとダメ。良い守備から良い攻撃が生まれますので。でも、今日は2失点しましたが、それからは割と守備が固かったと思います。こういう戦い方を続けないと勝ちグセが付かないと思います。今日は(スパルタに来てから)過去で一番キツかった。自分だけなく、チームのみんなもキツかったと思いますが、それぐらいやっぱり走らないとダメ。そのぐらいの気持ちでやらないとダメ。そのことを大前提として、チームとしてボールを持ち続ければ疲れない。そういうサッカーをもっと増やしていきたい」

この日ベンチスタートだった三戸舜介が66分に入った直後、斉藤は守備でも好プレーを見せた。相手チームをサイドに寄せ、斉藤も含めて3人で囲んだものの、ハーフスペースにパスを出されてしまってスパルタのプレスが外された。その瞬間、斉藤はバイタルエリアの危機エリアを察知して、中央に絞りながらスプリントしてラストパスをインターセプト。そこから三戸に縦パスを通し、カウンターの起点を作った。

「(守備でも)あれぐらいできるように、ずっとやっていきたい」

人びとの記憶に残るプレアシスト1、CKのキッカーとしてアシスト1。負傷復帰後、初のフル出場。惜しまれるのは1対1のシュートを外してしまったシーンだけ。ゴールさえ奪えれば、「斉藤光毅・完全復活」と言い切ることができただろう。

試合後、応援してくれた観客に感謝の挨拶をするため、チームが場内一周すると、ゴール裏コーナーフラッグ付近のウルトラたちが斉藤のチャントを大きく歌いはじめた。そのぐらい、この夜、披露した斉藤のパフォーマンスは光っていた。

コメント

  1. 名無し より:

    ユダヤ人は宇宙人

  2. 名無し より:

    復活したな。期待しているよ。

  3. 名無し より:

    首太くなったな

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