イタリア屈指の名門と今シーズンのドイツ王者が決勝への切符をかけ2年連続で激突する。昨シーズンのファイナリストでもあるローマはグループGで2位に甘んじたものの、プレーオフで上田綺世が所属するフェイエノールト、ラウンド16で三苫薫が所属するブライトンを撃破。準々決勝ではミランとのイタリア勢対決を制し、準決勝へ駒を進めている。対してブンデスリーガを初制覇したレヴァークーゼンは今シーズン全公式戦を通じて未だ無敗を維持。ELではグループHを全勝で首位通過し、その後はカラバフ・アグダムとの接戦を制し、準々決勝ではウェストハムを下している。
【スコア】
ローマ 0-2 レヴァークーゼン
【得点者】
0-1 28分 フロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン)
0-2 73分 ロベルト・アンドリッヒ(レヴァークーゼン)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d3683b944ba7173f67bdccc01df7db883f01e6c
レヴァークーゼンがローマに敵地で先勝
🇮🇹試合結果🇩🇪
“3冠”目指すレヴァークーゼン、EL決勝進出へ大きく前進!…敵地でローマに2発先勝!https://t.co/eLvK0ehLkc🗣️編集部より
「ヴィルツとアンドリッヒがネットを揺らしたレヴァークーゼンがEL準決勝1stレグでローマに勝利。今季開幕からの無敗記録を『47』まで伸ばしています」 pic.twitter.com/WrvBBo67qA— サッカーキング (@SoccerKingJP) May 2, 2024
28分、ハイプレスを敢行したレヴァークーゼンは、アレハンドロ・グリマルドがボックス内左でボール奪取。マイナスの折り返しをヴィルツが冷静に流し込み、先制に成功した。リードを奪ったレヴァークーゼンはその後チャンスの数を増やしていく。34分、アミン・アドリからグリマルドへ繋ぎ、ボックス内左からの折り返しにフリンポンが合わせるも枠の左へ。その後もヴィルツやロベルト・アンドリッヒが積極的にミドルシュートを狙っていく。
対するローマは43分、ルカクを狙ったボールがボックス手前にこぼれると、これを拾ったロレンツォ・ペッレグリーニが右足を振り抜いたが、強烈なシュートは枠の右へ。レヴァークーゼンは45+1分に数的優位のカウンターから決定機を迎えたが、2度に渡る至近距離からのシュートはローマ守備陣の体を張ったブロックに阻まれた。前半はこのまま0-1で終了する。
後半の立ち上がりは1点を追うローマが攻勢を強める。56分にはディバラの左CKから決定機を創出。ニアサイドに飛び込んだブライアン・クリスタンテがインスイングのクロスに頭で合わせたが、シュートは枠の右へ外れた。対するレヴァークーゼンはやや受け身に回りながらも、鋭い速攻から何度かチャンスを作る。迎えた73分、ボックス手前中央でこぼれ球を拾ったアンドリッヒが強烈なミドルシュートをゴール左上隅に突き刺し、貴重な追加点を奪った。
2点ビハインドとなったローマは途中出場のサルダル・アズムンにボールを集め追撃の1点を狙うも、レヴァークーゼンのDF陣も粘り強い対応を見せ、決定的なシュートを打たせない。84分にはボックス内のアズムンがペッレグリーニのパスを引き出すも、ピエロ・インカピエが鋭いタックルを敢行し、強いシュートを打たせなかった。最終盤にはサイド攻撃から途中出場のタミー・アブラハムに決定機が訪れたが、シュートを枠に飛ばすことができなかった。
試合はこのまま0-2で終了し、ブンデスリーガ、DFBポカール含めた3冠を目指すレヴァークーゼンが今シーズンの無敗記録を「47」に伸ばし、EL決勝進出へ大きく前進した。