「イエスマンじゃ駄目」セルティック旗手怜央が海外に来て特に感じたこと「最初は意識していたけど、今は自然とできている」

旗手怜央

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セルティックで大活躍中の旗手怜央が、チームメイトの岩田智輝と共にファンを招いたオンラインミーティングに出席し、ピッチ内でのコミュニケーションについて語った。クラブ公式の日本語版ツイッターが映像を公開している。

旗手は昨冬に川崎フロンターレから加入し、海外初挑戦。以来、司令塔として絶妙なパスでチャンスを演出すれば、非凡なフィニッシュワークで自らゴールも奪い、絶対的な立場を確立。今シーズンはここまで公式戦33試合で、8ゴール・8アシストをマークしている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2ef195bd9c95e5da20d43f5c3f63f11fac6cf7e3

スコットランドで輝きを放つ旗手。特に意識している点は?

また、試合の合間には積極的にチームメイトと意見を交換。プレー面以外でも日々逞しさが増す25歳は、ファンから「チームが得点した直後にチームメイトと会話しているシーンをよく見かけます。どのような話をしているのですか?」と問われると、こんな心構えを明かした。

「得点が入った後はもう過去になっているので、その後のプレーをこう……。例えば気になったところを自分から話したり、ここをもう少しこうしてほしいみたいな。ゴールはもう過去になっているので、その後のプレー、もう1点もう2点取れるようなプレーをしていきたいと僕は常に思っているので、その次のプレーのところを多分話しているんじゃないかな。

あとは他の人が決めても嬉しいですけど、やっぱり自分がゴールを決めたいので、あんまり祝福はしていない気がします(笑)」

そのうえで、「日本と海外でのコミュニケーションの取り方の違い」は特別あるわけではなく、どこであろうと積極性が大事だと説いた。

「自分が勉強して習った簡単な英語をなるべく短く伝えるというのをすごく意識しています。ピッチ上なのでそんなに時間もないですし。本当に自分がここは改善したほうがいいなと思ったところをピンポイントで伝えるのと、あとは自分がこうしてほしいと思った選手に声を掛けて伝えるというのを……。なるべく簡単で短い英語で伝えていますね。

日本にいる時からも結構、そういう気になった点は話していましたけど、こっちに来てやっぱりイエスマンじゃ駄目だなというのはすごい思って。言われたから『はい、はい』と言うのじゃなくて、言われて違うことに対しては『違う』と言えるようにならないといけないですし、それが多分チームの中の自分の存在価値を示せるところだと思うので。そういったところは最初は意識していましたけど、今はもう自然とできているのかなとは思います」

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セルティックはこの後24時よりリーグカップ決勝で、宿敵レンジャーズと相まみえる。旗手の今シーズン初タイトルに導くプレー、そして貫禄あるピッチ上での振る舞いに注目だ。

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