なぜ日本はドイツに逆転勝利出来たのか?中村俊輔氏語った「日本がレベルの高い国に勝つためのお手本のようなサッカー」

ワールドカップ

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「歴史的勝利」、「ドーハの歓喜」といった言葉が飛び交うサッカー日本代表の勝利。

前半はドイツに一方的に攻め込まれながら堅い守備で切り抜け、後半30分に堂安律が同点ゴール。38分には浅野拓磨が逆転ゴールと、見事な逆転劇を演じ世界を驚かせた。

ではなぜ日本は、W杯優勝国のドイツを相手に、勝ち点3を獲得することが出来たのだろうか?

FIFAワールドカップ SP解説(フジテレビ系)の中村俊輔氏に聞いた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/77f7c0190b61ffc5e95066556815ccb51a26b35b

ハーフタイムの修正は「試したことないこと尽くし」

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―ドイツ戦は2-1で逆転勝利でしたが、どう見た?

W杯が始まる前に、選手たちは自分たちで何かを起こそうと言ってましたが、そういう感じの試合でしたね。期待とか希望はあってもなかなか難しい中、本当に勝つというのは素晴らしかったですね。

前半はああいう感じだったので、ハーフタイムにどう修正するのかと思って見ていましたが、久保(建英)選手が負傷で交代の所に、誰を入れるかだけではなく、フォーメーションも変えつつ冨安(健洋)選手を入れて3バックにした。

僕はあまり3バックを見たことないですし、その後長友(佑都)選手に代えて三笘(薫)選手を入れたり、ワントップを代えて浅野選手にしたり。

“あまり試したことないこと尽くし”を連続して、ワールドカップの中でしか出来ないトライというか、そのトライが選手に乗り移ったというか、伊東(純也)選手は右のワイドやってましたし、そういう力がひとつになった感じでしたね。

『日本がレベルの高い国に勝つためのサッカー』というのはこういうサッカーなんだという、お手本のような勝ち方で良かったですね。

さらに中村氏は日本が蓄積して来た強みについても語った。

「みんな自分がやれる事をコツコツやってましたし、日本ならではの勝利という感じでしたね。

森保監督も試合後のインタビューで言ってましたが、『我慢強く』ですね。これはやっぱり日本の特徴だと思うし、その我慢強くするプレーを集団ですることが出来ていました

だから前半0-1で終われたのは大きかったですね。それを吉田(麻也)選手や長友選手が鼓舞しながら耐えたのが大きかったと思います」

「日本が、少しずつ少しずつ過去の大会とかを反省して積み上げて来たのものがある感じがしました。

『堅守速攻』でもないですし、しっかり前から3-4-3のフォーメーションでしっかりミラーゲームをしてハードワークしてましたし、『日本のサッカーってこうなんだ』というのを子供たちとか、これからの未来の選手たちに見せられて良かったと思います」

―この先も楽しみですね?

浮つく選手なんかいないですし、実はポジション争いも激しくなる。森保監督が次の試合はどのフォーメーションで行くのか?選手も敏感に感じているでしょうし、引き締まりながら戦えるし、最高の勝利だったと思います。

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日本の次なる戦いは11月27日(日)のコスタリカ戦。そして12月2日(金)にはサッカー王国・スペインとの大一番が待ち受ける。成長する日本サッカーが再び世界を驚かし、さらに新しい景色を見せてくれる瞬間が待ち望まれる。

コメント

  1. 名無し より:

    ザックが3バック試したら急にヘナチョコになってたこととかあったよなあ
    恐ろしく進化した

  2. 名無し より:

    ザックと同じくクラブ時代から3バックをやってて代表でも水面下で温めてた所に
    3バックで相手抑えるトレンドが世界的に来たのも運がある

  3. 名無し より:

    >>1
    わかるわー
    後、交代した選手がぱっとしない
    背の高いFWいれたのに、ハイボールを上げないで、横パスばかり
    裏に抜ける選手をいれたのに、裏に出すパスをしないで、横パスばかり
    ドリブラーを入れても突っかけてカウンター食らう

  4. 名無し より:

    ドイツ戦前の俊輔が解説してた試合聞いてて思ったけど、声が小さくてわかりにくいのと、話を振られないと喋らないから解説者向けではない気がする

  5. 名無し より:

    >>3
    豊田に関しては代表で信頼を築けてなかった本人の問題だけどね

  6. 名無し より:

    天才プレイヤー

  7. 名無し より:

    ミラーゲームやって勝てるってのが実は昔の日本との大きな差
    スピードやパワーでは叶わないから数的優位を、ってのが長年日本のサッカーだったけど、今の代表選手は一対一で相手のスピードやパワーにやられないだけの実力がある
    個のレベルが4年前と比べても大きく違うと思うんだわ

  8. 名無し より:

    昔だったら1-0を維持できないし、2-1にしてもそれをキープできなかっただろうな。
    ベーシックな部分を磨いて対等に戦ってて感動すら覚えた。

  9. 名無し より:

    ブンデスの2年連続デュエル王がいるんだもんなあ。ハリルはその点では功績あった。
    あと、Jリーグの笛の基準が変わったのもデカい。そのおかげで、Jから移籍して適応するまでの時間が短くなった。

  10. 名無し より:

    前半死んだふり、どころか4年間死んだふりでドイツを油断させ
    W杯本番の第1戦で、しかも後半で初めての布陣を敷く奇襲。
    ドイツは前半の日本を見て分析通りと思い、ミュラーとギュンドアンを下げてしまっていた。
    (ドイツの監督は森保ジャパンの試合を相当見返したらしい)
    (そりゃ騙されるわな)
    しかし、そんな壮大な奇襲も2戦目からは通用しないんじゃないの?
    特に3戦目のスペインには。

  11. 名無し より:

    >>10
    3戦目のスペインは消化試合にするのがプランAでしょ
    次コスタリカに勝てばほぼ突破決まるし
    ドイツがミラクル起こしてスペインに大差勝ちとかされると困るが

  12. 名無し より:

    >>10
    母国開催の五輪まで死んだふりに使うとか鬼畜すぎるだろ

  13. 名無し より:

    >>9
    ハリルの功績というか、今もハリルの戦術をそのまま引き継いでるんだけどな
    日本の基本戦術はハリル式だよ、森保もそう言ってる

  14. 名無し より:

    >>1
    ザックが3-4-3仕込めてたらブラジルW杯でも結果残せてたと思うわ
    本田遠藤あたりがやりたくないとか反対してモノにならなかったらしいが

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