大会全体の開幕戦でカタール代表を2-0で下したエクアドル代表は、続くオランダ代表との一戦でも好調をキープ。終始試合を支配したものの、決定的な追加点を挙げられず、1-1のドローで終えていた。一方、セネガル代表はオランダ代表との初陣こそ終盤に力尽きて0-2で敗れたが、カタール代表との一戦を3-1で制し、グループ突破に望みを繋いだ。この試合、勝利したチームが無条件で決勝トーナメント行きの切符を掴むことができる。
エクアドル代表は前節からスターティングメンバーを2名変更。負傷の影響が心配されていた“エース”のエネル・バレンシアも先発に名を連ね、3試合連続の今大会4ゴール目を狙う。一方、セネガル代表は前節から3名を入れ替えてこの試合に臨んだ。“守護神”のエドゥアール・メンディやカリドゥ・クリバリらがスタメン入りしている。
【スコア】
エクアドル代表 1-2 セネガル代表
【得点者】
0-1 44分 イスマイラ・サール(PK/セネガル代表)
1-1 67分 モイセス・カイセド(エクアドル代表)
1-2 70分 カリドゥ・クリバリ(セネガル代表)
https://news.yahoo.co.jp/articles/db8bc2a56c2eff3ca8ab8a009c3686710836d839
クリバリの勝ち越しゴールでセネガルが決勝T進出
後半に入るとエクアドル代表がメンバーチェンジ。ホセ・シフエンテスとジェレミー・サルミエントを投入すると、システム変更の影響もあってエクアドル代表が試合の流れを変えてみせると、徐々に良い形での攻撃を披露。相手ゴールに迫ると、67分には右コーナーキックを獲得した。このコーナーキックをニアサイドでフェリックス・トーレスが逸らすと、ファーサイドでフリーになっていたモイセス・カイセドが流し込む。エクアドル代表が試合を振り出しに戻した。
対するセネガル代表は直後の70分、右サイド高い位置でフリーキックを獲得。中央へのボールからペナルティエリア内で混戦が生まれると、最後はフリーの状態でボールがこぼれてきたクリバリが右足でボレーシュート。同点弾を許した直後のプレーでセネガル代表が勝ち越しに成功している。
その後は後がないエクアドル代表が前に出たものの、決定的なシーンは作り出せない。試合はこのままタイムアップを迎え、セネガル代表が2-1でエクアドル代表を下した。裏で行われているカードではオランダ代表がカタール代表を下したため、セネガル代表は最終節で2位に浮上。2002年に開催された日韓大会以来、20年ぶりに決勝トーナメント進出を決めた。