
AFC U-20アジアカップウズベキスタン2023の準々決勝が12日に行われ、グループDを首位で突破したU-20日本代表は、グループCを2位で通過したU-20ヨルダン代表と対戦した。
この試合に勝利すると、今年の5月から6月にかけてインドネシアで行われる『FIFA U-20ワールドカップ インドネシア2023』の出場権を手にできる重要な一戦。日本は、グループステージの最終戦から4選手を変更。FW坂本一彩(岡山)が初戦以来の先発起用となり、ここまで3得点を挙げているFW熊田直紀(FC東京)はベンチスタートとなった。
【スコア】
U20日本代表 2-0 U20ヨルダン代表
【得点者】
1-0 54分 坂本一彩(U20日本代表)
2-0 70分 熊田直紀(U20日本代表)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c82ef9c005bbddee8e8c241f4670dd5f5be44de4
ヨルダンに完勝の日本が3大会連続のU-20W杯出場権を獲得

中盤の底にMF山根陸(横浜FM)とMF佐野航大(岡山)を置き、MF松木玖生(FC東京)がトップ下、右にMF甲田英將(名古屋)、左に北野颯太(C大阪)という布陣でこの一戦に臨んだ日本。立ち上がりはヨルダンの強度の強さに苦しむ場面も見られたが、徐々にボールを保持する時間を伸ばし、佐野のミドルシュートなどでゴールを脅かす場面も作り始めた。
28分には、右サイドから甲田がボックス内に送ったセンタリングがファーサイドまで流れ、待ち構えていた北野が右足でシュートを放つも、これは枠を捉えきれない。さらに前半の終盤には、右サイドを駆け上がったDF屋敷優成(大分)と松木が絡み、最後はニアサイドの坂本がシュートを放つもゴール右に外れてしまう。その後もDF高橋仁胡の鋭いクロスがオウンゴールを誘発しそうになったが、GKのセーブによりゴールレスのまま試合を折り返した。
ゴールの欲しい日本は54分、高い位置でのボール奪取から北野がボックス左に侵入。深い位置からマイナスのボールを中央に送り、これを坂本が右足でゴール右に流し込んだ。先制した日本は、62分にMF永長鷹虎(川崎F)と熊田を入れると、70分に左サイドでボールを持った北野がカットインから右足を振り抜き、GKに弾かれたボールを熊田が頭で押し込み、貴重な追加点を奪った。