
今季の活躍から、強豪の関心を引きつけたのは当然だ。ただ、移籍すべきかどうかは議論が分かれるところだろう。
シーズン途中にレギュラーの座を奪い、大ブレイクを果たしたブライトンの三笘薫。公式戦27試合出場で9ゴールを挙げている日本代表アタッカーには、冨安健洋が所属するアーセナル、マンチェスター・ユナイテッドなど、プレミアリーグのビッグクラブも注目していると言われる。
だが、元イングランド代表FWのガブリエル・アグボンラホールは、夏の移籍に反対という考えだ。たとえ高額移籍が実現したとしても、成功が保証されるわけではないと話した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc5915c00f9785413f6ef4fafacc5d264d56bf7f
イングランド国内外のメガクラブが注視している三笘

アグボンラホールは『Football Insider』で「1シーズン良かったからと手にした最初のチャンスで移籍するのは好きじゃない」と述べている。
「ミトマがエクセレントだったのは明らかだ。だが、トップクラブに行ったら違うものだ。ステップアップしてからより高いレベルでやれなかった選手たちをたくさん見てきた」
さらに、アグボンラホールは「1シーズン良かったからといって、6000~7000万ポンド(約99億~115億5000万円)で移籍してすぐに成功するとは限らない」と続けている。
「彼らは上り坂にあるクラブだから、ミトマはもう1シーズン、ブライトンに残って次のレベルに上がるべきだと思う」
実際、大ブレイクを機に強豪への移籍を果たしても、以降は鳴かず飛ばずという選手もいる。一方で、その逆に移籍1年目から結果を残し、完全に地位を確立する選手がいるのも確かだ。
選手が成功できるかは、様々な要因による。だからこそ、移籍か残留かを選ぶうえで、総合的な分析は欠かせないのだ。
