鹿島アントラーズから夏に加入した上田。シーズン序盤は起用法などを含めて苦しんだ中、第6節で初ゴールを記録。第9節で2ゴール目を記録すると、ここから一気に加速。カタール・ワールドカップ(W杯)に向けた10月、11月で5ゴールを記録した。
W杯では45分間の出場に終わり悔しい思いをしたが、2023年に入りゴールを量産。12試合で10ゴールを記録し、今シーズンのリーグ戦で17ゴールに数字を伸ばした。
これは鹿島で2トップを組んだFW鈴木優磨がシント=トロイデン時代に記録した17ゴールに並びジュピラー・プロ・リーグの日本人最多タイ記録となり、リーグ戦の得点ランキングでも首位と2点差の3位に位置。セルクル・ブルージュでは、21世紀の1シーズンで最もゴールを決めた選手となった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9fccf175fe11b21bce8e6eeecbd69b13266f9fd8
クラブはすでに売却を視野に?
「彼はゴールを決めすぎていて、ここに留まれないだろうか?誰が喜んでいると思う?スポーツディレクターだ。彼はすでにお金の計算をしている」
「監督としては、彼を満足させなければ、自分の仕事を失うことになる(笑)。いや、我々の仕事は、主に若い選手をより良く導くことだ。そのために、テクニカルスタッフ全員と日夜努力している」
セルクル・ブルージュは150万ユーロ(約2億2000万円)で上田を獲得。計算があった中でも初の海外挑戦ということもあり、リスクも多少なりともあったが、今となってはバーゲン価格だったと言える状況となった。
ただ、あまり感情を表に出さないタイプの上田。『HLN』は「彼は恥ずかしがり屋で引きこもりがち」と表現。「チームメイトは彼に連絡するのが難しく、ゴール後に彼が笑っているのを見るだけ。ただ、セルクル・ブルージュがヨーロッパのプレーオフに進むために、17度もすでに笑っている」と、大人しい性格ながらも結果を残し続けているとまとめた。