首位アーセナルが躓いた。26日にマンチェスター・シティとの大一番を控える中、ここへきてアーセナルは3試合連続ドローで勝ち点を取りこぼしてしまったのだ。
アーセナル専門メディア『Pain In The Arsenal』が嘆くのは、日本代表DF冨安健洋の離脱だ。
悪夢の3連続ドローは9日のリヴァプール戦から始まり、2-0とリードしたところから2-2に追いつかれてドロー。
続くウェストハム戦もまったく同じ流れで2-2、今節のサウサンプトン戦は1-3とリードされたところから必死に追いついて3-3のドロー決着だった。どのゲームも複数得点は奪えており、問題は守備の方だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/44e339ddac6975f6a3e2b36e02e9337596ae8736
ベンチに冨安がいる意味は大きかった
ここで冨安離脱が響いてくる。現在のアーセナルはセンターバックのウィリアム・サリバも離脱しており、これも痛手ではある。
だが、同メディアはユーティリティ性の高い冨安離脱の方がショックが大きいとの見方を示す。
「サリバが離脱し、ホールディングがCBに入った。彼は堅実なDFであり、素晴らしいプロだ。だが、サリバほど足下の技術は高くない。よりボールを上手く扱う選手といえば、冨安とホワイトだ。どちらも右のCBと右のSBを上手くこなすことができ、サリバが離脱した際にはどちらも入れる。だが、今ホワイトがそこに行くと右SBの担当者がいなくなる」
サリバの代わりはロブ・ホールディングが務めているが、冨安がいた場合は右サイドバックのベン・ホワイトをセンターバックへ回し、冨安を右サイドバックへ、あるいは冨安をそのままサリバの代わりにセンターバックへ入れることもできる。左右のサイドバックからセンターバックをこなす冨安がいれば、それだけ選択肢が増えるのだ。
また追いつかれたリヴァプール戦、ウェストハム戦では、試合途中から守備固め要員として冨安を投入するパターンもある。今季の冨安はホワイトにレギュラー争いで遅れを取ってきたが、それでもベンチに控えている意味は大きかった。