
フランクフルトは22日に行われたブンデスリーガ第29節でボルシア・ドルトムントに0-4で大敗。オリヴァー・グラスナー監督は現地メディアの記者によるチームが後半に見せたパフォーマンスへの批判に、鎌田大地のプレーを引き合いに出しながら反論した。
長谷部誠が先発出場したフランクフルトは前半のうちに3失点。グラスナー監督は後半から鎌田を投入も66分にさらに失点を許し、完敗を喫することに。これで昨季ヨーロッパリーグ(EL)を制したチームはリーグ戦8試合勝ちなしとなり、9位に後退した。
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リーグ戦8試合勝ちなしも選手たちを信頼

グラスナー監督は試合後の会見で「前半はプレーの部分では良く、シュート数でも7対4で上回っていただけにこの敗戦、この負け方は痛い。本当に上手く入れていたし、いくつかの大きな好機もつくり出せていたんだ」と振り返り、「それだけに0-3のビハインドを負うことになったことにはとても落胆している」とコメント。「ただ、いずれのペナルティエリア内ではドルトムントの方が良かった」と認め、「この試合を冷静に分析しなければならない」と述べた。
そして、『シュポルト1』の記者は「何人かに信頼を寄せ続けるようだが、彼らは本当にすべてを尽くしそれに応えてくれていると思うか」と質問。「貴方は誰かがすべてを尽くしていないと思うのか? 」とグラスナー監督に聞き返されると、記者は「外から見てて何人かに関しては特に後半には驚くほどそういった印象を受けたが」と返答。それを受け、同監督はこう語った。
「この試合のストーリーというものも消化しなければならない。ハーフタイム中のロッカールームの様子を考えてほしい。シュート数が7対4でも0-3の状況だ。とても受け入れ難く、タフなことだ。ここで後半だけで3~4ゴールを決めれば良いとも簡単に言えない」
「何度も言ってきたが、私はどの選手も最終節まですべてを出してくれることを確信する。例えば最近叩かれるダイチだが、今日の試合でデュエルでとても熱心な姿を見せてくれたと思う。何度も素晴らしい格好で中盤でボールを奪ったんだ。それも0-3といったほぼ絶望的な状況でだ。だからこの結果は選手の姿勢の問題と関係しているとは考えない」
