デュッセルドルフは田中碧の売却を希望か…負傷離脱が他クラブとの交渉に影響の可能性も？

ブンデスリーガ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフは、今夏に日本代表MF田中碧の売却を望んでいるかもしれない。地元紙『ライニシェ・ポスト』が伝えている。

現在24歳の田中は、2021年夏に買い取りオプション付きレンタルで川崎フロンターレからデュッセルドルフに加入。クラブが昨年夏にその買い取りオプションを行使し、2025年までの契約を結んでいた。しかしドイツ紙『ビルト』では、500万ユーロ（約7億4000万円）で行使可能の契約解除条項が存在するとも伝えられている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6cf4b3ed5d14c25716fe7abc0736da19791c6e2f

移籍金は500万ユーロに設定も…

そして『ライニシェ・ポスト』は、その条項には有効期限があることを報道。500万ユーロを支払うことで田中を獲得できるのは、今年の5月31日までだという。事実であれば、6月1日以降はデュッセルドルフとの交渉に入らなければいけないことになる。

一方で同紙は、田中が現在負傷離脱を強いられ今季中の復帰の可能性が消えたことに触れ、デュッセルドルフは交渉での立場が不利となっていることを指摘。カタール・ワールドカップでのパフォーマンスにより「いくつかのトップクラブ」からの注目を引き付けているとするも、負傷を抱える選手に500万ユーロが支払われる可能性を低いと予想しているようだ。

同紙の見解では、いずれにせよクラブは今夏の田中の売却に傾いている模様。デュッセルドルフは「タナカを売却することで数百万ユーロの利益を得て、それをチームの強化に注ぎ込むことを望んでいる」とも伝えている。