先日から鎌田大地への関心を騒がれているのが、昨季のセリエA王者ミランだ。フランクフルトでの実績があるとはいえ、ミラニスタ(サポーター)は日本代表MFがどういう選手か興味津々だろう。
ミラン専門サイト『Milan News』は5月18日、経歴やスタッツなどをまじえて鎌田という選手を紹介した。そのなかで、バイエルンのトーマス・ミュラーのようにスペースを生かす選手と伝えている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/83643b536eedaec0e2078acd0b9a0fa8793acea1
「プレスやボール奪還でも適した存在となれる」
同メディアは「プレーをつないでチームにバランスをもたせる、ステーファノ・ピオーリ監督が好きな攻撃的な選手だ。ドイツでこういうタイプは『ラウムドイター』と呼ばれる」と報じた。
「ラウムドイターは、本能的にどのスペースを埋めるべきかを分かっており、相手の動きに応じてポジションをとることができる選手たちに使われる言葉だ。(鎌田は)こういう特殊な役割の選手の旗頭であるミュラーのように有名ではないが、その定義におさまるのは確かだ」
さらに、Milan Newsは「秩序があり、基本の技術が良く、優れた中距離からのシュート能力を持つ。今のミランに足りない特徴だ」と、鎌田がミランに適した選手との見解を示している。
「両足でやすやすとプレーできるが、利き足は右。味方との連係がうまく、ボールを持とうが持つまいがスペースを読む力がある。犠牲をいとわないチームプレーヤーで、スタミナもあり、プレスやボール奪還でも適した存在となれる」
最後に、同メディアは「特別に目を引くわけではないが、90分間集中を保ち、欧州での経験も豊富で、代表でも28試合に出場し、6得点を挙げている。セットプレーでも良い解決策となり、PKも蹴っている」と締めくくった。
「現時点で足りないクオリティと経験を備えた、スカッドを強化するための典型的な好機だ。狙うべきか、あとはミラン次第だ」