
3月シリーズに続き、日本代表に招集されたFW浅野拓磨は、所属するドイツ1部ボーフムが無事に残留を決め、「終わり方が良かったので、気持ち良く日本に帰ってこられた」と笑顔を見せつつも、待ち受けている競争に気を引き締めた。
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ドイツでのシーズンを回顧「終わり方が良かったので、気持ち良く日本に帰ってこられた」

今シーズンはスコットランド1部リーグでFW古橋亨梧が27得点を挙げて得点王に輝いたほか、FW上田綺世(セルクル・ブルージュ)も22得点を挙げて得点ランク2位になった。センターフォワードではないもののスペイン1部ではMF久保建英(レアル・ソシエダ)がリーグ戦9得点を挙げて、日本人のラ・リーガでの1シーズンのゴール数の記録を更新。フランス1部リーグでも、伊東が6ゴールで日本人の1シーズン最多得点記録を塗り替えている。
こうした得点力のある選手が招集されていることもあり、この日の練習では選手たちが競い合うようにゴールを挙げていた。特に攻撃の形を確認するクロスからのフィニッシュや最後の6対6にフリーマンを2人付けた練習では、抽選で練習を見ることができた1,050人の観衆からも拍手が起こる場面が多かった。
今シーズンのドイツ1部リーグで25試合に出場3得点2アシストという記録だった浅野は、「客観的に見て数字という結果では全く満足できるものがない。代表でもみんなより劣っていると理解している」と認めつつ、「けれども、90分通してのパフォーマンスやシーズンを通してのパフォーマンスには自信がついてきている」と、コメントした。
カタールW杯にも出ていたことから、ポジションを守る立場にいるようにも見えるが、浅野にそうした感覚はないようだ。
「代表にくるたびにすごい選手が増えて、個々のレベルが上がっている。僕もそれについていかないといけない。良い環境が整ってきているんじゃないかと思います。ロシアまでは自分が先輩を追い抜こうとしていたけれど、カタールまでの4年間で自分より若い選手も増えた。前回のカタールW杯まででも突き上げは感じたし、本当の意味で上下は関係ないと。突き上げられているとは感じないけど、みんなが同じライン。その同じラインの選手から調子の良い選手が選ばれるから、自分が自分のために100%でやるしかない」
