
シント=トロイデンのトルステン・フィンク監督は、今夏の移籍が実現しなかったシュミット・ダニエルについて語った。その様子をベルギー『HBVL』が伝えた。
2019年にシント=トロイデンに加入したシュミットは、在籍した4シーズンで守護神として活躍。しかし、現行契約が最終年に突入した今夏の移籍市場で新天地を求める可能性が浮上した。同選手の獲得に向けてトルコ勢やクラブ・ブルッヘからの関心が届き、さらにマーケット閉幕直前にはロリアンとメスも強い関心を示していた。
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STVV残留のシュミット

フランス『レキップ』によると、シュミットの争奪戦が繰り広げられていた中、メスがロリアンを退けて獲得レースの勝利に近づき、移籍実現に向けて順調に進展していた。しかし、最終的に移籍市場閉幕までに取引はまとまらず、同選手はシント=トロイデンの一員としてシーズンを戦うことが決まった。
シント=トロイデンからの移籍が決まらなかったシュミットについて、フィンク監督は「ダニエル獲得のために動かなかった他のチームが愚かであると言うことしかできない。彼はトップクラスのゴールキーパーで、我々は彼をとてもリスペクトしている」と話し、以下に続けた。
「彼は退団のための準備をしており、私たちも協力していた。それがザイオン・スズキを新ゴールキーパーとして獲得した理由だ。移籍が実現しなかったのは我々の責任ではない。ダニエルに起きたことは残念だった」
また、フィンク監督はシュミットの残留が決まっても今夏に浦和レッズから獲得した鈴木彩艶がチームのナンバーワンであるということも明かした。
「今、我々のファーストチョイスのゴールキーパーはザイオンだ。彼には世界最高のゴールキーパースキルがあると考えられており、我々は彼を大切に育てていかなければならない」
