
10月29日、英国各地ではプレミアリーグの第10節が前日に引き続き5試合行われ、日本代表MF三笘薫(26)が所属するブライトンはホームでフラム対戦。三笘はこの試合も3ー4ー2ー1の中盤左サイドで先発した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6a8210f337e885b716a509abe9079c61c58fa2a
ブライトンはフルアムと1-1ドロー
ところが後半20分、最終ラインでのビルドアップの乱れからフラムにボールを奪われると、そこからパリーニャにつながれ、ポルトガル代表MFが右足で放った強烈なシュートがブライトン・ゴールの右隅トップコーナーに突き刺さり、同点に追いつかれた。
この後は雨の中の試合が膠着(こうちゃく)して1-1のまま試合が終了。三笘は悔しさが浮き出た表情でピッチを去った。
71%のポゼッションを支配し、18本のシュートを浴びせた試合後、デ・ゼルビ監督はテレビインタビューで憮然と「2点を失った」と発言。26歳日本代表MFも監督のコメントに呼応するように、「完全に(試合を)支配したと思います。もう失点のところだけだと思います」と絞り出すように一言。そして「ああいうサッカーをしてるんで仕方ないですけど、時間帯とか、そういうところも考えていかないといけないですし、雨という難しいところでの判断はしていかないとと思います」と続けて、痛恨の同点弾を浴びて1-1ドローに終わった試合と真摯に向き合った。
しかしこの試合では疲れは見せなかった。前半は左サイドを度々突破した。同17分にはダフードがヒールで流したボールに鋭く反応してPA内に飛び込み、左足でシュートを放った。俊敏な動きで危険なアタッカーの仕事は十分にこなしていた。
本人もコンディションに関しては「問題ないです」ときっぱり。木曜日の夜から日曜日の昼に舞台を移した試合に「時間が短い中でどうにかリカバリーするようにしました。ベストを尽くしました」と語って、ヨーロッパリーグとプレミアリーグの連戦に早くも順応していることを明かした。
けれども結果はフラストレーションが残る引き分け。勝っていれば疲れも吹っ飛んだはずだが、このドローは「メンタル的には厳しい」と正直な感想を漏らした。しかし来週は週中の試合がない貴重な日程。しっかり休養し、精神面も「切り替えないといけない」と話して、今週末のアウェイのエバートン戦に早くも標準を合わせていた。