鎌田大地がラツィオで輝けない理由は？クラブOBはリーダーの不在指摘「道筋を示せる選手が…」

元ラツィオのルイジ・マルティーニ氏は、鎌田大地がチーム内で輝けない理由について語った。

昨夏にフランクフルトを退団した鎌田は、さまざまなクラブからの関心が届く中、昨シーズンのセリエA2位のラツィオに加入。序盤から先発で起用されて9月のナポリ戦で移籍後初ゴールを挙げ、続くユヴェントス戦ではアシストを記録したりと、好スタートを切った。しかし、同選手はシーズンが進むにつれて出番を減らし、ここまで公式戦21試合に出場するも、先発は11度にとどまり、フル出場も2度しかない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7c73d7d60d28df216da2a6419ba7899bd02ca43b

ラツィオで難しい時間を過ごす鎌田

マウリツィオ・サッリ監督の下でチームも9位と難しい戦いを強いられる中、1970年代にラツィオで活躍したマルティーニ氏は、イタリア『TUTTOmercatoWEB.com』で鎌田がラツィオで輝けない理由を説明した。

「リーダーがいない。チームにリーダーがいないとき、いくら優れていて技術面で有効であっても、他の選手たちは彼ら自身を表現することができない。この数年間チームを引っ張ってきた（チーロ）インモービレのような選手がまったくいない。リーダーなしでは暗闇の中を手探りで進むようなものだ。私たちには道筋を示さなければならない選手が必要だ。そうなったときだけ、全員が自分たちのベストを出すことができるものだ」

また、マルティーニ氏はインモービレが負傷離脱する今、フロジノーネ戦で大活躍したグスタフ・イサクセンを中心にやっていくべきだとも語っている。

「今、私たちはイサクセンにフォーカスを当てることができると思う。フェリペ・アンデルソンは彼自身を見つけないといけない。それに、彼らはリアクションを見せてきたのだから、ラツィオがチャンピオンズリーグ出場権を獲得できると私は確信している」