
マウリシオ・ポチェッティーノ監督を迎えた今シーズンは序盤から不安定な戦いが続いているチェルシー。前節は本拠地『スタンフォード・ブリッジ』でウルヴァーハンプトン(ウルブス)相手に2-4の逆転負けを喫し、リーグ戦2連敗で11位に後退した。3試合ぶりの白星を目指す今節は連敗中の15位クリスタル・パレスのホームに乗り込んでの一戦。昨年12月に行われた前回対戦ではチェルシーが2-1で接戦を制している。
【スコア】
クリスタル・パレス 1-3 チェルシー
【得点者】
1-0 30分 ジェフェルソン・レルマ(クリスタル・パレス)
1-1 47分 コナー・ギャラガー(チェルシー)
1-2 90+1分 コナー・ギャラガー(チェルシー)
1-3 90+4分 エンソ・フェルナンデス(チェルシー)
https://news.yahoo.co.jp/articles/36fef4a3f5edeb5e8bdeafed210763f18693d537
チェルシーがパレス撃破でリーグ戦3試合ぶりの白星

リードを許したチェルシー45分、右サイドからの攻撃で敵陣深くへ侵入すると、こぼれ球を拾ったノニ・マドゥエケがボックス内右へスルーパスを供給。走り込んだコナー・ギャラガーが右足でファーサイドを狙ったが、シュートは惜しくも枠の左へ外れた。前半はこのままクリスタル・パレスの1点リードで終了。チェルシーのシュートはギャラガーの1本のみに終わった。
後半開始早々の47分、チェルシーが試合を振り出しに戻す。コール・パルマーが敵陣で起点を作ると、中央でパスを受けたカイセドは右サイドのスペースへスルーパスを供給。駆け上がってきたマロ・ギュストがゴール前に低いクロスを送り、ギャラガーが右足のダイレクトボレーでネットを揺らした。その後も主導権を握るチェルシーはパルマーやラヒーム・スターリングを中心に追加点を狙うが、スコアを動かせぬまま時計の針が進んでいく。
迎えた90+1分、ピッチ中央でボールをキープしたスターリングが右サイドのスペースへ展開すると、パスを受けたパルマーはカットインから中央へ折り返す。走り込んできたギャラガーがボックス手前中央からゴール左下隅に流し込み土壇場で逆転に成功。さらに90+4分には自陣からカウンターを発動すると、ボックス内左でパルマーのパスを受けたエンソ・フェルナンデスが冷静にネットを揺らし、チェルシーが決定的な3点目を奪った。
試合はこのまま1-3で終了し、劇的な逆転劇を演じたチェルシーがリーグ戦3試合ぶりの勝利を飾った。対するクリスタル・パレスは3連敗となっている。