
日本代表のDF長友佑都(FC東京)が4日、カタールW杯決勝トーナメント1回戦クロアチア戦(5日・アルワクラ)の前日会見に出席し、史上初のベスト8入りに向けて「明日は必ずクロアチアを破って新しい景色を見たい。そして大きな声でブラボー!と叫びたい」と熱く意気込みを語った。
史上初のW杯ベスト8をかけた運命の一戦。今大会で歴代日本人最多14試合でピッチに立った36歳は、“長友節”全開で世界に日本代表をアピールした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/df63ef9a5f176c55028c35eb63a430f4c0314847
この4年間、僕たちが磨き上げてきた戦術、技術を生かすためにも一番大事なのはコラッジョ、勇気だと思う

W杯で表現したいことは「コラッジョ」。長友が長年プレーしたイタリアで「勇気、勇敢さ」を示す言葉だが、そのメンタリティーの重要性を侍にたとえながら力説した。
「サムライが戦いに行く時、技術とか武器を磨いて、いざ戦いになった時、敵を前にびびっていたら技術も武器も使い物にならなくなる。サッカーも同じで、戦術的なこと、技術的なことはもちろん大事だけど、いくらこの4年間で磨いてきても、いざW杯の舞台でビビってしまったらその技術は絶対に活かせない。僕はそう思う。だからこそ今までこの4年間、僕たちが磨き上げてきた戦術、技術を生かすためにも一番大事なのはコラッジョ、勇気だと思う。勇敢に戦う、日本人の魂を世界中に見せたい」
その回答を受け、イギリスの大衆紙記者からは「サムライの魂というのはどれほど大事なのか?選手同士で話しているのか」といぶかしがるような質問も飛んだ。それでも長友は「僕を筆頭にサムライの話はよくする」と断言。「世界でもよく日本人はサムライと言われているし、勇敢に戦う姿が世界中にイメージできていると思う。勇敢さを持って、明日もそれを全世界に表現できる最高の機会。僕たちのサムライ魂を世界中の皆さんに見てほしい」と高らかに宣言した。
