
スペイン代表、ドイツ代表を撃破してのグループE首位通過という偉業を成し遂げ、ラウンド16の戦いに臨んでいる日本代表。目標に掲げる日本史上最高位のベスト8以上という目標にあと一歩まで迫っている。
この重要な一戦に向けて日本はスタートから3-4-2-1を採用。権田修一を引き続き守護神に据え、ディフェンスラインに谷口彰悟、冨安健洋、吉田麻也、ウイングバックに長友佑都と伊東純也が入った。ボランチは遠藤航と守田英正のコンビで、1トップの前田大然の背後に鎌田大地と堂安律が構えている。一方、出場停止の板倉滉と体調不良が伝えられていた久保建英がメンバー外となった。
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CKの流れから前田大然が先制点を奪取

8分には日本にピンチ。左サイドに幅をとっていたイヴァン・ペリシッチに対応しようとした冨安が交錯して倒れ込む形となる。フリーになったペリシッチがボックス左から浴びせたシュートはGK権田が弾き、こぼれ球から混戦となったところもGK権田がキャッチして難を逃れた。
その後、アンカーのブロゾヴィッチを中心にボールを回すクロアチア。日本は5バックで構えながら守備を固めていく中で要所のインターセプトからカウンターを繰り出していく。伊東や長友の仕掛けを中心に幾度かクロスを供給するもののシュートまでは至らない。
攻めあぐめる構図のクロアチアだが、前半半ばごろからモドリッチが低い位置でボールを受けて展開するシーンが目立つ。左右に振られて危険な攻撃も浴びる日本だったが決定的なシュートまでは持ち込ませない。
前半終盤の40分には日本のカウンターから遠藤のスルーパスに鎌田が抜け出す。鎌田は冷静に切り返して右足でシュートを浴びせたが枠を外れた。
それでも42分、右CKの場面でショートコーナーから堂安が左足でクロス。中央の密集地帯でこぼれたところ、いち早く反応した前田が左足で押し込んで日本が先制した。直後に前半が終了し、日本としては最高の展開で試合を折り返している。
