
冒頭から闘莉王氏は、プレミアリーグの18節・アーセナル戦、19節・エバートン戦で2戦連続得点を決めた三笘を、こう絶賛する。
「日本人選手の中で一番調子が良い。新10番でよろしいのではないか。日本代表の10番にふさわしい活躍をしてくれていると思う。本当にうれしい。一番難しいプレミアだから」
https://news.yahoo.co.jp/articles/757477c410787915611f0c24350a7ea9dffaa13e
アーセナル戦のゴールは味方からの信頼に着目
闘莉王氏は三笘が受けたボールは「信頼されているパス」として、味方はドリブルからシュートという選択肢があるなかで「三笘だからパスを出してやろうとなった」と推測。「信頼がすごく大事で、勝ち取るのがすごく難しい」「実力がないと、なかなか勝ち取れない」と主張した。
続いて、エバートン戦で決めたゴールについては、トラップに着目。三笘は左サイドでサイドチェンジを見事なファーストタッチでコントロールし、敵を振り切り、エリア内に侵入し右足でねじ込んだ。
闘莉王氏は「あのボールに向かってトラップするのは、すごく技術が必要。あそこを、きちんと止められる。これは、他の選手と違いがある」と評し、「技術的なところ。ここぞというところで、トラップミスしない。キチンとした自分の間でプレーできるのが、三笘のすごさ」と称賛した。
そして、世界的なビッグクラブへの移籍実現のために、「真ん中や右にチャレンジしてもいい」と提案する。三笘がプレーしている左サイドは「世界中で、ものすごく良い選手が集まっている」と理由を挙げた。
また、ドリブルのタイプとしては「ネイマールに似ている」としたうえで、「ネイマールより三笘のほうが、形になったら完成度は高い」と分析。「左足でステップを細かくとりながら、一旦立ち止まって右足で引っ張ってくる。あの形は三笘のほうが少し上かも。あの形にあれば、間違いなくトップクラスに近い」と高く評価する。
ただ、「ビッグクラブに行って先発として使えるかと言ったら、それはまだ早い。数字が足りない」と指摘。そのうえで、より数字を出せば「マンチェスター・ユナイテッドに行っても面白いのかな。(クリスチアーノ・)ロナウドがいなくなったってこともあり、出番が多いのかな」として、「数字を上げて、活躍して、ビッグクラブへ行ってほしい」と期待を寄せた。
