問題が起きたのは12日に行われたサウサンプトン戦。この試合に先発出場したカゼミロはMFカルロス・アルカラスに足の裏を見せながらタックルしてしまい、34分に一発退場となった。ボールに先に触っていたようにも見えたが、その後、スパイクのスタッドがアルカラスのすねを捉えた。
カゼミロは先月上旬のクリスタル・パレス戦でもレッドカードを受けたばかりだった。その際は乱闘騒ぎの中で相手の首に手をかけたことがレッドカードの対象となってしまった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d6c4e099948351158040625577ac6333e53d9f5c
悲しそうに退場していったサウサンプトン戦のカゼミロ
「レフェリーもファンも悪意がないことがわかるかどうかが全ての鍵だと思う。僕はいつもボールを奪いにいこうとするし、強くいこうとする。そういうインテンシティの高いプレイが好きなんだ。だけど悪意はない。選手を傷つけるためにスパイクを履いたことは一度もない」
「選手を侮辱することもないし、間違ったことをするつもりもない。もちろん、フィールドにいれば選手を刺激することもあるだろうけど、それは普通のことだ。それぞれが自分の立場を守ろうとすればそういうことは常に起こりうる。でも僕が母に植え付けられた価値観は『決して人を傷つけてはいけない』というものだ」
「サッカーはファウルやカードをもらったりするものだから、今後もそういうことはあると思うけど、『人のことを絶対に傷つけてはいけない』という母から教わった価値観を僕は持ち続けるよ」
英『Manchester Evening News』によると、カゼミロはマンUにやってくるまで一発退場を喰らったことが一度もなく、イエローカード2枚で退場となったこともわずかに2回だった。つまり、プレミアリーグに来てから急にレッドカードを受けるようになってしまった訳だが、その要因にはプレミアリーグの審判からの印象が悪いということが挙げられるか。