前節マンチェスター・Cに完敗し、首位の座から陥落したアーセナル。現地時間2日に行われた第34節では、本拠地『エミレーツ・スタジアム』でチェルシーとの“ビッグロンドン・ダービー”に臨んだ。ホームの大声援を受けるアーセナルは、マルティン・ウーデゴーアの2得点とガブリエウ・ジェズスのゴールで前半だけで3点をリード。後半に1点を返されたものの、終始ゲームを優位に進め3-1で快勝。リーグ戦5試合ぶりの白星で逆転優勝に望みを繋いだ。
【スコア】
アーセナル 3-1 チェルシー
【得点者】
1-0 18分 マルティン・ウーデゴーア(アーセナル)
2-0 31分 マルティン・ウーデゴーア(アーセナル)
3-0 34分 ガブリエウ・ジェズス(アーセナル)
3-1 65分 ノニ・マドゥエケ(チェルシー)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3596e6c3d44d4db8b5a63c62658ef2992f7423d
チェルシー戦で2得点をマークしたウーデゴーア
この試合で一際輝きを放ったのが、チームの主将を務めるウーデゴーアだ。攻撃を牽引した24歳の司令塔は、この日の2ゴールにより今シーズンのプレミアリーグでの得点数が「14」に到達。8アシストを含め、ここまで実に20ゴール以上に直接関与している。アルテタ監督はダービーの勝利に大きく貢献した同選手について次のように語っている。
「彼のチームへの貢献や、我々のために毎日していることは並外れている。もちろん、毎回完璧なプレーをする選手は存在しないが、今シーズンのマルティンは賞賛に値するよ。彼には才能が備わっていたので、我々はそれを引き出さなければならなかった。様々なスペースを支配し脅威になる必要があった。そして試合を支配するだけでなく、勝利するためのメンタリティーを持つこともだ。その点は変わったと思う。彼のように謙虚で、日々自分を追い込み、学び、トレーニングする人には、こうしたことが起こる。日々の働きが報われていると思うよ」
2試合消化の少ないマンチェスター・Cを抜き、暫定首位に浮上したアーセナル。指揮官は「あと4試合残っている。ニューカッスル戦のために準備しなければならない。我々がコントロールできるのは試合に勝つことだけであり、そのためには可能な限り良いパフォーマンスをしなければならない」と今後に向けた意気込みを語った。