2022-23シーズン限りでフランクフルトを退団し、今夏の去就に注目が集まっていたテクニシャンの新天地が、イタリアの名門に決まった。フリートランスファーのため移籍金は発生していない。イタリアメディア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』など複数のメディアによると、鎌田とラツィオは、1年の延長オプションが付いた2025年6月30日までとなる2年契約を締結。年俸はボーナスを含めず300万ユーロ(約4億7000万円)ほどとなる見込みだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e165b4ad6c3d6b7b39a8e2f800f217997f29d36
ラツィオが鎌田の獲得を正式発表!
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— S.S.Lazio (@OfficialSSLazio) August 4, 2023
フランクフルト復帰後は中心選手として活躍。2021-22シーズンはヨーロッパリーグ(EL)で全13試合に出場し5ゴールを挙げ、クラブに42シーズンぶり2度目となる欧州カップ戦のタイトルをもたらした。2022-23シーズンは公式戦47試合の出場で16ゴール7アシストを記録。フランクフルトではレンタル移籍期間を除くと5シーズンにわたってプレーし、公式戦通算179試合に出場して40ゴール33アシストを記録した。
今夏にフリーとなった鎌田にはドルトムントなど数多くのクラブが関心を示していたものの、最終的にはミランへの完全移籍加入が目前と報じられていた。しかし、ミランは今夏にパオロ・マルディーニTD(テクニカル・ディレクター)とフレデリック・マッサーラSD(スポーツ・ディレクター)の電撃退任に伴い、補強プランを大幅に変更。最終的に移籍は実現していなかった。
鎌田の新天地となるラツィオは、2022-23シーズンのセリエAを2位でフィニッシュ。新シーズンは3年ぶりにチャンピオンズリーグ(CL)の舞台に身を置くことが決まっている。今夏の移籍マーケットでは、昨季レンタル先のジローナで活躍したアルゼンチン人FWバレンティン・カステジャーノスをニューヨーク・シティから完全移籍で獲得。ヴェローナからイタリア代表FWマッテオ・カンチェッリエーリ、セラヤからU-20パラグアイ代表FWディエゴ・ゴンサレスの加入も発表しており、2名の若手選手も迎え入れている。鎌田はクラブにとって今夏4人目の新戦力としての加入が決定した。
🇯🇵 ようこそ 鎌田大地
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