「みんなリラックスしていると思いきや…」なでしこ南萌華が語るノルウェー戦の重圧。自身の海外初挑戦の動機も明かす

ノルウェー戦の勝利を、「（キャプテンの熊谷）紗希さんを筆頭に、ここからが勝負だ、というのは試合の前に話してもらっていたので。みんながやるべきことをやって、全員で勝利を掴み取った感じがある」と総括する。

15分に相手のオウンゴールで先制し、20分に同点とされたが、焦ることはなく、後半はチャレンジ＆カバーなどチームで身体を張った守備でゴールを割らせなかった。

また、なでしこジャパンの選手たちにとってのノルウェー戦の重要性を、こう語る。

「たぶんみんな、表には出さないような感情を持っていたりとか、いろいろと準備してきたなかで、日本の女子サッカーを盛り上げたり、今日の結果が、これからの女子サッカーに必ずつながるというのは、みんな分かっていたと思う。

土曜日で、たくさんの方が見てくれるところもあったし、みんなリラックスしていると思いきや、やっぱりちょっと責任だったりとか、そういうプレッシャーがあった」

自身は、22年にイタリアのローマに移籍した。初の海外挑戦の理由にも言及する。

「なでしこジャパンを強くしたいというか、なでしこが勝つために貢献したいと、海外に出てきた。このワールドカップでしっかりと、その成果を見せたいと思ってプレーしている。それが少しでも皆さんに伝わればいいし、私自身、2019年の頃よりも成長しているのは確実に感じている」

次戦は11日に行なわれる準々決勝で、スウェーデンと相まみえる。南は、「それぞれが、いろんな思いを持って今の大会に臨んでいると思う。最後まで、この仲間と一緒に戦って、笑って終わりたい」と意気込んだ。