CL敗北のアーセナル冨安健洋、悔やまれる“逸機”。クラブ公式サイトも「どちらかのサイドにボールが飛んでいれば」

冨安健洋CL・EL・ECL

1

現地時間10月3日に行なわれたチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第2節、アーセナルはフランスのランスに1-2で敗れ、通算成績は1勝1敗となった。

14分にボール奪取からガブリエウ・ジェズスの巧みなシュートで先制したアウェーの「ガンナーズ」だったが、25分にこちらもビルドアップのボールをカットされての速攻から、アドリアン・トマソンのゴラッソで追いつかれ、さらに69分には右サイドからのクロスをエリー・ワヒに綺麗に合わせられて逆転を許し、残り時間で挽回することは叶わなかった。

前節でPSVを4-0で下す好スタートを切るも、早くも伏兵相手に躓いたアーセナルにおいて、冨安健洋はCLでは初のスタメン入りを果たし、右SBとしてフル出場。データ専門メディア『WhoScored.com』によれば、ボールタッチ98回、パス83本(成功率90%)、キーパス(味方のシュートに繋がるパス)1回、枠内シュート1回、空中戦勝利2回(勝率50%)、タックル2回(成功率50%)というスタッツを記録している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cda1fb6971ffabeb254cbe01394ff59e72297190

ランス戦でフル出場を果たした冨安

2

彼は試合後、「勝点3を失ってしまい、とても残念です」、「多くのチャンスを創ったが、得点できませんでした。僕にも(67分にCKから)大きなチャンスがあったのに、決められなくて残念だし、決める必要がありました」、「我々は敗北から立ち直り、週末の試合(プレミアリーグのマンチェスター・シティ戦)に集中しなければなりません」とのコメントを残した。

彼が悔やんだ“逸機”については、ミケル・アルテタ監督も「冨安にはビッグチャンスがあった」と言及し、クラブの公式サイトも「マルティン・ウーデゴーのCKがボックス内の誰にも届かず、冨安の足元に落ちたが、彼のシュートは相手GKブリス・サンバに弾かれた。この守護神のどちらかのサイドにボールが飛んでいれば、我々は再びリードできただろう」と指摘している。

現地メディアでも、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』が「冨安はウーデゴーによるCKから低いシュートを放ち、サンバにセーブされた。そして、その2分後にランスが勝ち越しゴールを挙げた」と綴り、10点満点の採点では「5」という厳しい評価。一方、英国公共放送『BBC』の視聴者による採点では、チーム8番目となる「5.60」が付与された。

日刊紙『Evening Standard』も、「スコアを2-1にする素晴らしいチャンスがあったが、冨安のシュートは相手GKを直撃。これは決めるべきだっただろう」として、多くのチームメイトと同様に採点は「5」。また『THE Sun』紙も、「後半に素晴らしい左足のボレーシュートでゴールに近づいたが、サンバに阻まれた」と、決定機を逸した場面に触れている。

『THE Sun』紙はそれだけでなく、守備についても「序盤、相手のウイングバックのオーバーラップに苦労したが、その後は上手く対処した。ブカヨ・サカとの連係で素晴らしい前進を試みたが、このイングランド人選手が(34分に)負傷交代した後、ファビオ・ヴィエイラとは同じ連係を再現することはできなかった」と記述。採点は、及第点の「6」とした(DF陣では最高タイ)。

『Daily Mail』紙はこの一戦を報じる中で、フランスのスポーツ紙『L’EQUIPE』のアーセナルの各選手に対する評価を紹介。冨安は「3」でチーム最低点となり、「ベン・ホワイトの代わりに先発出場した冨安は、快適ではなさそうだった。デュエルでは一歩遅く、攻撃時、そしてランスの同点時のプレーでもそうだった」と厳しく評された。また、アルテタ監督への言及でも「冨安を選択したことについては、あまり説得力がなかった」と綴ってあったようだ。

スポーツ専門サイト『sportskeeda』は「7」の高採点を与え、「守備で鋭さを見せ、良いプレーを見せた。彼は5つのデュエルに勝利し、パス成功率は90%。その中には、キーパス1本とロングボール1本が含まれている」と称賛。スポーツ専門放送局『EUROSPORT』も、採点ではチーム最高タイの「7」としている。

対して、サッカー専門サイト『90min』は「5」と厳しい採点で、寸評では「トマソンの動きに、何度も出し抜かれた」と酷評。『football.london』は、「守備では相変わらずまともなプレーを見せ、ランスのウイングバックとインサイドフォワードの双方の脅威に上手く対処。しかし、攻撃ではパスの提供が不足した。CKからのボレーシュートがサンバにセーブされたのは不運だった」として、採点は「6」と及第点評価となった。

ロンドンの総合メディア『London World』も採点は「6」で、「守備では強靭さを示し、しばしばデュエルにも勝利し、タイムリーなタックルを成功させた。攻撃のサポートも見せたが、相手の攻撃を完全に抑えきることはできなかった」と記述。最後にアーセナルのクラブ専門サイト『Pain in the Arsenal』は、「ランスはアーセナルが冨安を経由して攻撃することを強いたが、冨安はファイナルサードで十分な貢献を提供できず、終盤は左SBに移った」と厳しく総括し、こちらの採点は「5」止まりだった。

次節のCLは24日に行われ、アーセナルは敵地でセビージャと対戦する。

コメント

  1. 名無し より:

    トミー、シュート練習しよう

  2. 名無し より:

    採点バラバラすぎ、負けたからって過剰に下げるのやめーや

  3. 名無し より:

    あれ決めれたらアーセナルにおらんやろ

  4. 名無し より:

    あの走り込みからボレーでサイドネットに蹴るのは本職でもまあまあキツいだろ
    攻撃のアイディアを提供出来てないのはそう。アーセナルはサカマルウデゴチェンコ以外はロスト許されてないから全員抜けた後は何がしたいかわからないクラブになる

タイトルとURLをコピーしました