大迫勇也の劇的決勝弾は「オフサイド」 スカウティング映像から元主審が見解…VARの“実情”は?

Jリーグ

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スポーツチャンネル「DAZN」の判定検証番組「Jリーグジャッジリプレイ」で、11月12日のJ1リーグ第32節、浦和レッズとヴィッセル神戸の試合が取り上げられた。ここでは、神戸FW大迫勇也の決勝ゴールが、オフサイドだったのではないかと指摘された。

https://news.yahoo.co.jp/articles/2b26ff05ca71a4526c6d7b88025c8b0235808167

浦和戦で決勝ゴールを決めた大迫勇也

この場面は、浦和が後半アディショナルタイムに右サイドのフリーキックを得るとGK西川周作が前線に攻撃参加。ファーサイドを狙ったMF中島翔哉のキックに西川も競り合うが神戸GK前川黛也がキャッチすると、前川が素早く前につないでFW大迫勇也が無人のゴールへシュート。これが神戸が2-1で勝利する決勝点になった。

競技規則の上でこのプレーは、浦和陣内にDF大畑歩夢しかいないため、オフサイドラインはハーフウェーラインになる。番組では、中継やビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)では使用できない高い位置からピッチの大部分が映るようになっているスカウティング映像からこのプレーを振り返り、前川がキックした瞬間に大迫は、足が地面と接地する部分を自陣に残そうとはしているが、上半身がハーフウェーラインを越えて敵陣に入り込んでいることが明らかになった。

元国際審判員・プロフェッショナルレフェリーの家本政明氏は副審のポジションに着目し、「本来ならハーフウェーラインの延長線上にステイしていなければいけないが、どういうわけか(浦和ゴール方向に)動いてしまっている。この試合はすごくエキサイティングで面白い反面、難しいものだった。副審がもしかしたら西川選手が前に行っていることが抜けてしまった。魔がさしたという言い方が正しいか分からないが、考えられない動きをしたために適切な競技規則が適用できなかった、判断できなかった場面だと思います」と話した。

この試合の解説もしていたゲスト出演の水沼貴史氏は「レフェリーもちょっと止まっていて、VARに確認していると思った。そうしたら、結構早く終わった。なんでこんな早く終わったのかなと思って頭に受かんだのは、映像が取れていない、見られていないのではないかというのが1つ。副審の方はキックと大迫選手が同一視野に入らない。そういうことも考えながら見ていましたけど、オフサイドじゃないかなというのが頭にあった。ただ、チェックオーバーが早かったので映像がなかったのだろうと。証拠がないというのが一番のポイントじゃないか」と話した。

同じくゲスト出演した元日本代表DF栗原勇蔵氏は「映像を見れば議論することもなくオフサイド」とし、「現場では(副審は)遠くを見ながらだから難しいとは思う」と話す。また、水沼氏は副審の動きについて「(副審としての)習性だと思う。オフサイドラインはハーフウェーラインだけど、DFのところに行ってしまう。習性のようなものだと思う」と話し、家本氏も「あると思います」とうなずいた。

家本氏はVARを含む元審判員の経験から、このようなスカウティング映像がVARや中継と別のラインになっていることに触れ「決めるのは現場ではなく日本サッカー協会と審判委員会、Jリーグの話だと思うけれども、海外では引いた映像を保険として持つとは聞いたことがある。VARが現場でできなかったのは、12台のカメラをチェックしても証拠がなくコンプリートとせざるを得なかった。何十試合、何百試合に1回だと思うけれども、チームや選手、サポータからすると、これで決まることがある。仕組みとして『なんで?』と思う人が多いと思う。どうすればこの問題を解決できるのか議論したうえで、そうして欲しい。現場のレフェリーも、みんなが助かる」と話していた。

神戸は次節の25日・名古屋戦(ノエスタ)に勝てば、横浜Mの引き分け以下で優勝が決まる。

コメント

  1. 名無し より:

    日本の審判レベルはjリーグがtotoの対象である公正な大会である事を阻害している

  2. 名無し より:

    なるほど、選手いない時はそういう扱いなのか
    俯瞰映像を撮れば良いだけだし、改善していけば良い
    大迫のプレーそのものは流石だね
    あの距離を冷静に打つって自信無いとできないよね
    また代表で見たいけど、森保監督のやり方とは合わないんだろうな

  3. 名無し より:

    ID:9NbH8WGs0
    なにもさすがじゃないだろ、ただのオフサイド
    GK殴り倒してDF突き飛ばしてゴール取っても「審判が見てなかった」と言えばゴールになるのと同じで選手のレベルも審判のレベルもゴミ

  4. 名無し より:

    大迫がもうちょっと我慢してたら何の問題もなかったのに

  5. 名無し より:

    >>3
    めっちゃキレてて草

  6. 名無し より:

    映像がないからセーフってひっでーな
    全体おさめるカメラがないってのもあり得ないと思うわ

  7. 名無し より:

    0.25倍速にするとハーフェイラインを超えてない
    体は超えてるが足は超えてない
    ハーフェイラインは体が超えててもラインを足で踏んでればOKなのでオフサイドではない(キックオフ時も同じ)

  8. 名無し より:

    普通にジャッジされてたら大迫の方があり得ない凡ミスでオフサイドとられる場面だから、あの瞬間上がってた西川、ふんわりキックした中島、言語道断のミスジャッジをした審判団含めて誰も褒められないプレーだったよ

  9. 名無し より:

    にしかわはパルプンテをとなえた!

  10. 名無し より:

    大迫の動きを見ると、ハーフウェイラインがオフサイドラインと分かってたみたいだな。フライングしたけど。
    浦和の選手もコーチ陣も抗議しないってことはルールに気づいてない、見てなかった、ということ。

  11. 名無し より:

    >>07
    俺もこの問題が盛り上がってから知ったけど、
    ハーフウェイラインを体の一部も超えてたらオフサイドなんだぜ。

  12. 名無し より:

    >>4
    西川が監督の静止フル無視して上がらなかったら何の問題もなかった

  13. 名無し より:

    >>6
    齋藤未月のやつも結局はその説明で済まされたから設備の配置なりは要検討

  14. 名無し より:

    >>10
    浦和ベンチからしたら無理じゃね
    指示無視して上がるベテランGKにふんわりボールを蹴ってしまう、誰も阻害に行かない
    こんな役満くらったら監督からしたらたまったもんじゃねえよ

  15. 名無し より:

    >>7
    元審判より知識あるの誇ってて草

  16. 名無し より:

    俺が現役の頃はこんな細かくなかったな。ハーフウェーラインがオフサイドになる場合、ってのは勿論知られていたが、それは自分(足が)陣地にいれば大丈夫みたいな雰囲気はあった(ルールブックを確認したわけではない)。
    確かに、通常のオフサイドの相手選手から前にはみ出てる場合は、体が出てたらアウトだから、ハーフウェーラインからはみ出てる場合も同じように、体がはみ出ていたらアウトになるな。
    自分の陣地にいれば大丈夫、相手の陣地にいたらアウト、というような了解、教えがあったからな。もしかしたらプロでもそう考えている人も多いかもしれない。
    オフサイドでの腕の扱いもそうだな。プロレベルだと知らないが、学生の頃は腕は除外とかそんな細かくとっていなかった。まあ感覚的に腕が飛びてていたぐらいでオフサイドを取る感じではなかったが確かに。
    VARが登場してハンドの基準も変わったし、色々ルールについて発見や考える事も出てきているな。

  17. 名無し より:

    浦和にとっては(ほぼないとはいえ)優勝の望みを繋ぐには3連勝が最低条件だったから、全員上がるのはわからなくもないかな

  18. 名無し より:

    このくらいのパスの出どころと受け手の位置で、映像が無いからオフサイド判定できない、っておかしくない?
    今回はラストパスだけど、ゴールの流れの中で手前のパスがこれくらいの位置でVARでオフサイドなるって、わりとあるよね。
    たしかにDAZN中継映像にはなかったけど、VARカメラは12台もあるのに。
    それらをチェックしてたら、あんな早くコンプリートになるわけないよ。
    中継内でもチェック中の表示すら出ないくらい早かったよ。
    ホントはVAR含めた審判団の誰も、オフサイドの可能性あるって気づいていなかったんでしょ?

  19. 名無し より:

    >>6
    >>18
    VARカメラって放送ソース用カメラと同義じゃなかった?
    まあでも、放送で使う可能性無いけどフルコートカメラ的なのも置くべきだけど

  20. 名無し より:

    >>7
    サッカーはインアウトとかは接地面ではなくて空間で判定するから、体が超えてたらオフサイド

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