マンC、1試合未消化ながらリヴァプールと2ポイント差に！　フォーデンの3得点でブレントフォード撃破

試合は、立ち上がりからマンチェスター・シティがボールを支配する。10分にはフリアン・アルバレス、14分には再びアルバレスとカイル・ウォーカーがボックス外から枠を捉えた強烈なミドルシュートを放つなど、堅いブロックを敷くブレントフォードのゴールを脅かす。

しかし、最初にスコアを動かしたのはホームのブレントフォード。21分にゴールキックからGKマルク・フレッケンが前線に大きくロングパスを蹴り入れると、イヴァン・トニーがDFをブロックして流れたボールにニール・モペイが抜け出す。GKとの1vs1の局面を冷静に制し、ブレントフォードが先制に成功した。

リードを許したマンチェスター・シティも、直後に決定機を作り出す。24分にボールを奪ったブレントフォードがパスを繋ぎ始めると、ヴィタリー・ヤネルトのバックパスがミスとなる。インターセプトしたハーランドがスピードに乗ってペナルティエリア内に侵入し、グランダーのシュートでゴールを狙うが、ブレントフォードのGKマルク・フレッケンがビッグセーブで弾き出す。

すると、45＋3分にマンチェスター・シティがGKからパスを繋いでボールを前進させ、ボックス手前でロドリのパスを受けたデ・ブライネが、浅い位置からクロスを供給。一度は相手にクリアされたものの、こぼれ球を拾ったフィル・フォーデンが、左足でゴールに流し込んで貴重な同点弾をマークした。

1－1で迎えた53分、マンチェスターシティが試合をひっくり返す。ポゼッションでブレントフォードを相手陣内に押し込むと、右サイドのK・ウォーカーからナタン・アケを経由して逆サイドのデ・ブライネに展開。右足に持ち替えてインスイングのクロスを送ると、DFのギャップでフリーとなっていたフォーデンがヘディングでネットを揺らし、マンチェスターシティが後半立ち上がりに逆転する。

一方のブレントフォードも、66分に細かいパスワークで右サイドで時間を作り、浅いエリアでボールを持ったモペイが、対角に大きなクロスを供給。ペナルティアリア内の大外で待ち受けていたイヴァン・トニーが、倒れ込みながら右足でボレーシュートを放ったものの、ボールは枠の上へと外れてしまった。

ブレントフォードを押し込み続けるマンチェスター・シティは、70分に中盤でボールを持ったロドリが鋭い縦パスを差し込む。ボックス手前のハーランドがワンタッチでフォーデンに落とすと、細かいドリブルでDFラインの背後に突破。左足で確実に流し込み、フォーデンのハットトリックでリードを2点に広げた。

結局、試合はそのまま3－1で終了。勝利したマンチェスター・シティは、1試合未消化ながら、首位を走るリヴァプールとの勝ち点差を「2」に縮めた。