
ベルギー国内リーグの数字を見ると、得点数ではセルクル・ブルージュFW上田綺世が二桁10ゴールを奪っている。これは得点ランク6位の数字で、24歳の上田にとっては大きな一歩と言えよう。昨年のワールドカップ・カタール大会でもメンバーに入っていたが、次回のワールドカップではスタメンの座を狙っていくことになる。上田にはさらなる成長が期待される。
さらに上田は空中戦勝利数でも70回を記録しており、これはリーグ第9位の数字だ。元より強さに定評ある選手だったが、ベルギーでも体を張ったプレイが通用している1つの証拠となるのではないか。パワー勝負で欧州のDFと戦えるセンターフォワードは代表にとって貴重だ。
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シント・トロイデンでは橋岡が活躍中

FC東京から2021年冬にコルトレイクへ向かった渡辺は、空中戦の成績に加えてシュートブロック数がリーグ第1位となる24回を記録している。もっとも、これは所属するコルトレイクが14位と下位に沈んでいることも関係しており、それだけチームが多くのシュートを許している証でもある。素直に喜べる数字ではないが、26歳の渡辺にとっては1つのアピールとなっている。
2026年のワールドカップへ新たなスタートを切る森保ジャパンは、ここから新鮮なサバイバルが展開されていくことになる。カタール大会のメンバーには入らなかった橋岡、渡辺といった選手にもチャンスはある。現在イングランドのブライトンで大ブレイクしているFW三笘薫もベルギーでの戦いを経験しており、ポジションに関係なく三笘に続きたいと考えているベルギー組は多いはず。今や日本サッカー界にとって慣れた環境になっているベルギー国内リーグにて、若き海外組がどこまで成長するのか楽しみだ。
