
25日のラ・リーガ第23節、レアル・ソシエダは敵地メスタージャでのバレンシア戦を0-1で落とした。先発出場のMF久保建英はめずらしく存在感を示せず、73分にベンチに下がっている。
第20節以降のラ・リーガ後半戦の成績が1勝1分け1敗……久保が「これでは4位以内にも入れない」と危機感を表すなど低調のソシエダ。バラハ新監督率いるバレンシア戦でも調子の悪さは相変わらずだった。
【スコア】
バレンシア 1-0 レアル・ソシエダ
【得点者】
1-0 40分 イゴール・スベルディア(OG/バレンシア)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5e9210b54c24a8392cc7910600a5367d2cae652
レアル・ソシエダが降格圏に沈むバレンシアに敗北

バレンシアの組織だった守備を前にして、スビメンディ中心のビルドアップがうまく機能しない。どうにかアタッキングサードまで進んでも、プレーの閃きを欠いてチャンス創出までには至らなかった。そして40分、ラ・リーガでは11月10日以降勝利がなく、勝ち点3に飢えるバレンシアの先制を許してしまう。ラトのスルーパスからサムエル・リノに最終ラインを突破されると、グラウンダーのクロスに滑り込んだスビメンディがオウンゴールを決めてしまった。
後半、ソシエダのイマノル監督はシステムを4-3-3から中盤ダイヤモンドの4-4-2に変更。久保をオヤルサバル&スルロットの2トップのすぐ後ろ、トップ下に配置した。
ボールを保持して何とかバレンシアの堅守を崩そうと試みるソシエダだが、その後も苦戦が続く。53分には久保のクロスからスルロットがヘディングシュートを狙ったが、わずかに合わせることができなかった。
3試合連続MOMに輝くなど、ここ最近好調だった久保も存在感を潜めて、攻めあぐね続けるソシエダ。イマノル監督は73分にその久保、さらにはブライス・メンデスを下げてイジャラメンディ、カルロス・フェルナンデスを投入している。
時間に経つに連れて守備意識をさらに強めるバレンシアを相手にして、ソシエダは結局ゴールを決める術を見出せず。1点ビハインドのまま試合終了のホイッスルを迎えることになった。ラ・リーガここ5試合の成績が1勝2分け2敗の3位ソシエダは、同日にレアル・マドリーとのダービーに引き分けた4位アトレティコ・マドリーに勝ち点1差まで迫られた。一方、じつに9試合ぶり勝利のバレンシアは、勝ち点を23として暫定ながら降格圏を脱出。17位に位置している。