リヴァプールとブライトンの一戦は痛み分け…三笘薫はフル出場、遠藤航はベンチ入りも出番なし

三笘薫プレミア

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プレミアリーグ第8節が8日に行われ、ブライトンとリヴァプールが対戦した。

ホームチームのブライトンは前節終了時点で開幕からの成績が5勝2敗。悪くないスタートを切った一方、9月30日に行われた前節アストン・ヴィラ戦では自慢の攻撃が封じ込まれ、1-6と大敗を喫した。ヨーロッパリーグ(EL)でもここまで1分1敗と未勝利が続いており、カラバオ・カップでも3回戦でチェルシーに0-1で敗れたことから、現在は公式戦3試合連続で勝利から見放されている。ホームで強豪を叩き、開幕直後の勢いを取り戻したい。

一方、リヴァプールは現在5勝1分1敗。前節はトッテナムとの“無敗対決”に臨んだが、トッテナムの高いクオリティだけでなくレフェリーのミスジャッジにも泣かされる形になり、1-2で今季初黒星を喫した。だが、5日に行われたELのユニオン・サン・ジロワーズ戦では2-0ときっちり白星を飾り、嫌なムードを断ち切った。トッテナム戦を除くと今季の公式戦成績は8勝1分となっており、好調を維持してブライトンの本拠地『アメックス・スタジアム』に乗り込む。

ブライトンは左サイドで攻撃の核となっている三笘薫を筆頭に、パスカル・グロスやジョアン・ペドロらがスターティングメンバーに並んだ。ペルビス・エストゥピニャンが負傷した関係で、この日の左サイドバックにはソリー・マーチが入っている。一方、リヴァプールは古巣対決となるアレクシス・マック・アリスターや、主力のフィルジル・ファン・ダイク、モハメド・サラーらが先発に名を連ねた。遠藤航はベンチから出番を待つ。

【スコア】

ブライトン 2-2 リヴァプール

【得点者】

1-0 20分 シモン・アディングラ(ブライトン)

1-1 40分 モハメド・サラー(リヴァプール)

1-2 45+1分 モハメド・サラー(PK/リヴァプール)

2-2 78分 ルイス・ダンク(ブライトン)

https://news.yahoo.co.jp/articles/5306611bee032b338b08c2020157b9257d97f139

ブライトンとリヴァプールのゲームは両者譲らず痛み分け

試合は立ち上がりから拮抗した展開となったが、20分にホームチームが均衡を破る。ブライトンは敵陣でファン・ダイクがマック・アリスターに繋ごうとしたパスを狙っていたシモン・アディングラがボールを奪取。リヴァプールのビルドアップによってGKアリソンがゴールのポジションを外していたところを見逃さず、素早いタイミングで右足を振り、ゴール右下にシュートを沈めた。前線でのプレッシングが功を奏し、ブライトンが先手を取った。

リヴァプールはなかなか決定機らしいシーンを作れなかったが、前半も終盤に差し掛かった40分、ルイス・ダンクからの縦パスを狙っていたマック・アリスターがダイレクトでボールを繋いだところから攻撃をスタート。ドミニク・ソボスライが縦へ繋ぐと、ルイス・ディアスが巧みなターンで前を向く。L・ディアス、ヌニェスを経由してペナルティエリア右へボールが渡ると、ハーヴェイ・エリオットがスルーしたところにサラーが反応。左足でゴールネットを揺らし、リヴァプールが試合を振り出しに戻した。

さらに45分、今度はリヴァプールが前線へのプレッシングで状況を打開する。GKバルト・フェルブルッヘンからグロスへのパスを狙っていたソボスライがプレスをかけると、ミスを誘い、ヌニェスからの落としを受けたソボスライがグロスに倒される。PKが与えられると、このPKをサラーが難なくゴール左下に沈め、リヴァプールが逆転してハーフタイムに突入した。

後半に入ると立ち上がりの49分、1点ビハインドとなったブライトンがゴールに襲いかかる。ビルドアップに加わったエヴァン・ファーガソンのポストプレーからアディングラが右サイドを破ると、切り返しでアンドリュー・ロバートソンをかわし、左足でフィニッシュまで持ち込む。しかし、ここはGKアリソンが立ちはだかる。51分にはペナルティエリア手前でJ・ペドロからの横パスを受けたファーガソンが、右足でコントロールショットを狙ったが、シュートは巻ききれずに枠を外れた。

対するリヴァプールは54分、敵陣右サイド開いた位置でボールを受けたソボスライがヌニェスに預けると、ペナルティエリア右でリターンパスを受け、低い弾道のボールを送る。ファーサイドに走り込んでいたライアン・フラーフェンベルフがダイレクトで合わせたが、シュートは左ポストに嫌われた。

その後、ブライトンは69分に三笘がJ・ペドロとのパス交換からペナルティエリア左に侵入したものの、中央を狙ったボールはブロックされる。続く78分にはブライトンが敵陣左サイドでフリーキックを獲得。マーチが左足で鋭いボールを蹴り込むと、ダンクがダイレクトで押し込み、ブライトンが終盤に同点に追いついた。

勢いに乗ったブライトンは83分、右サイドで前を向いたアディングラが右足でクロスボールを送ると、ディフレクションしたボールがボックス内でフリーになっていたJ・ペドロの元へ。迷いなく右足を振り抜いたものの、シュートはクロスバーを超えていった。

試合はこのままタイムアップ。両チーム最後まで白星を目指したが、決定的な3点目を奪うことはできず、試合は痛み分けで終わった。これでブライトンは公式戦4戦未勝利となり、リヴァプールはCLでは勝利しているものの、プレミアリーグで2試合白星から見放されることとなっている。三笘はフル出場を果たし、遠藤に出番はなかった。

次節はインターナショナルマッチウィーク明けの開催となる。ブライトンは21日に敵地でマンチェスター・シティと対戦。一方、リヴァプールも同じく21日、ホームでエヴァートンとのマージーサイド・ダービーに臨む。

コメント

  1. 名無し より:

    ブライトンらしい失点と得点。逃したビックチャンスが両チームにあったから痛み分けと言えなくもないけど、どちらかと言えば、リヴァプールの逃げ切り失敗かな。

  2. 名無し より:

    まぁ今回はこれで良かったとも思う
    現地ブライトンサポもマクアリ見たかっただろうし
    ただ遠藤をカップ要因にするのはあかんぞ

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