20年ぶり優勝へ前進!アーセナル3発快勝で4連勝、2位マン・Cと暫定「4差」に…先発の冨安も攻守に躍動

冨安健洋プレミア

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プレミアリーグは4日に第36節が行われ、アーセナルはボーンマスと対戦した。

今季20年ぶりのリーグ制覇を目指すアーセナル。35試合消化時点で勝ち点80を稼ぎ、2位マンチェスター・シティと1ポイント差の首位に立っているが、ライバルは1試合未消化。残り3試合を全勝し、ライバルにプレッシャーをかけたい状況だ。そうした中で本拠地エミレーツ・スタジアムで迎えた一戦、スタメン11人は前節のダービーと同じメンバーに。冨安健洋は左サイドバックで先発した。

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サカ、トロサール、ライスがネットを揺らす

立ち上がりからハイテンポで主導権を握るアーセナルは、5分にサカの突破、7分にウーデゴールのパスからトロサール、8分にサカ、10分にトロサールとボックス内で何度もチャンスを作っていく。14分には冨安の空間を使ったパスからハヴァーツが決定的なシュートを放ち、19分にはボックス内まで上がったサリバが華麗な切り返しから枠内シュートを放つと、20分にはサカが得意のカットインからGKトラバースを襲う。その直後にもCKから冨安がビッグチャンス。カウンターを受ける場面でもガブリエウ&サリバが鋭い出足の守備でボールを回収し、相手陣内で試合を進める。

その後もトーマスのミドル、ハヴァーツの落としからライスと決定機を作ると、42分にウーデゴールの絶妙なパスに抜け出したハヴァーツがボックス内でGKに倒されてPKを獲得。これをサカが冷静に沈め、ついにアーセナルが先制に成功した。なお、背番号7は今季リーグ戦のゴール数を「16」まで伸ばしている。前半を1点リードで折り返した。

アーセナルは後半立ち上がりの49分、ライスのハイプレスから敵陣深い位置で奪い最後はフリーのサカにボールが繋がったが、ダイレクトのシュートはGKにストップされる。52分にも狭いエリアでの連携からハヴァーツが決定機を迎えた。53分には自陣でボールを失いこの試合初のピンチを迎えたが、GKラヤがセーブ。試合はややオープンな展開となり、アーセナルは押し込まれる時間も増えていく。

それでもアーセナルは徐々に主導権を握ると、70分にはリードを広げる。ボックス手前にこぼれたボールをいち早く反応したライスが拾って後ろに流し、最後はフリーのトロサールがワンタッチで流し込んだ。ホームチームが待望の追加点を手にした。

リードを広げたアーセナルだったが、その直後にGKラヤのクリアが不十分になったところからセメンヨにネットを揺らされる。主審はGKラヤに対するファールがあったと判断、VARレビューも行われたが覆らず、判定に救われる格好に。肝を冷やしたアーセナルだが、77分にはボックス内の連携からウーデゴールが際どいシュートを放った。

アーセナルは81分、追加点を奪ったトロサールに代えてマルティネッリを投入。直後にそのマルティネッリがDFラインの背後に飛び出して決定機を迎えたが、ボックス内で倒れるもファールはなし。ボックス内に入った危険なクロスも冨安が跳ね返すなど、主導権を渡さない。85分にはサカに代えてジェズスを投入し、試合を締めくくりに行く。

すると86分、セットプレーのこぼれ球をガブリエウが角度のないところから見事なボレーでネットに突き刺す。しかし、直前のオフサイドでノーゴールに。それでも終盤にライスがダメ押しの3点目を奪い、3-0で快勝を収めた。

これでアーセナルはリーグ戦4連勝を達成。勝ち点を83まで伸ばして2位マンチェスター・シティとの差を暫定「4」に広げ、プレッシャーをかけることに成功している。なお冨安は先発フル出場、攻撃時には周囲との連携の中で良いポジションで絡み、守備時には安定した1対1の強さを発揮するなど、勝利に貢献した。
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