日本×クロアチア|採点と寸評…ベスト16の壁は高かった…それでも日本の奮戦を称えたい | footcalcio

日本×クロアチア|採点と寸評…ベスト16の壁は高かった…それでも日本の奮戦を称えたい

ワールドカップA代表

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[12.5 カタールW杯決勝T1回戦 日本-クロアチア アルワクラ]

あと一歩だったのだろうか。またもベスト16のPK戦敗け。日本サッカーはまた先に進むことは出来なかった。

森保一監督は試合後もしっかりとした口調で話した。

「ベスト16の壁は破れなかったですけど、選手たちは新時代をみせてくれた。これから先、日本のサッカーが最高の景色を願い続ければ、この先に乗り越えられると強く思います。国民の皆さんの後押しで一丸となれれば、この壁は乗り越えられると思います」

「選手たちは世界と戦う同じ目線で考えられます。日本サッカーの新時代をみせてくれた。新しい景色、ドイツに勝ちスペインに勝ち。追いつきではなく、追い越せを考えれば、必ず未来は変えられると思います」

世界と対等に戦えることを示した今大会。森保監督の言う「新時代」に突入したことは明らかだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1afdd5159d674960fc80a482bbef38e913b244fd

各選手の採点と寸評は以下の通り。

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権田修一 6.5
フィードは乱れがちだったが、この日も冷静にゴールを守った。55分には失点したとはいえ、62分のモドリッチのミドルをファインセーブ。ハイボールの処理も良かった。しかし、PK戦でヒーローにはなれず。

谷口彰悟 6.5
スペイン戦に続いての先発出場。ワールドカップ2試合目とは思えない落ち着いたパフォーマンスを披露。パスの意識も高かった。

冨安健洋 6
立ち上がりにらしくないミスでピンチを迎えたが、それ以外は持ち直してプレー。ボールを高い位置で受けるなどの工夫も。ただ味方と呼吸が合わないことも。守備対応はさすが。

吉田麻也 6
相手CFと激しいバトルを繰り広げながらハイボールを跳ね返した。前半に足を痛めたシーンもあったが、気持ちで最終ラインを牽引。しかしPK戦でキックを成功させることはできなかった。

長友佑都 6(63分OUT)
左サイドでボールを持った時のアイデア不足はもどかしかったが、アップダウンを繰り返した。守備面の粘り強さはやはり真骨頂。予定通りの三笘との交代に。5.5と悩むも……。

遠藤 航 6.5
前に出る姿もよく見られ、縦パスを通した。守田とともに中盤を安定させた。惜しいミドルも放つ。

堂安 律 6.5(86分OUT)
クロアチアのフィジカルに苦戦する場面もあったが、調子の良さを感じさせるプレー。前田のゴールも演出した。

守田英正 6(105分OUT)
これぞ守田というパフォーマンスが戻った印象。ボールロストがあったのは反省材料も、リズムを作った。

伊東純也 6.5
守備時は5バックの右で奮闘しつつ、攻撃には右から果敢に仕掛けてチャンスを創出。クロスの精度も良かった。後半途中からはシャドーへ。彼もよく走った

鎌田大地 5.5(74分OUT)
これまでの3試合より縦パスを受けられる回数も増え、グループリーグより自身のやりたい振る舞いはできたはず。もっとも40分のチャンスは決めたかった。守備でも頑張ったが……。

前田大然 6.5(63分OUT)
序盤から精力的にプレスを行なうと、43分にはセットプレーのこぼれ球にいち早く反応してゴール!! 遂に結果を残した。

交代出場
三笘 薫 5.5(63分IN)
この日も左のウイングバックとして登場。ただ、なかなか高い位置でボールを持てなかった。それでも104分には自慢のドリブルで中央を切り裂き、強烈な一発を放つ。一方でPK戦ではGKに阻まれた。

浅野拓磨 5(63分IN)
ロングボールを呼び込み、陣地を回復する働きをする。もっともプレー精度は欠いた印象だ。もっとボールをキープしたかった。

酒井宏樹 6(74分IN)
負傷明けもピッチに送り出される。よく走り、ファウルを取られるシーンもあったが、空中戦の強さも発揮した。よく守備で対応した。

南野拓実 5(86分IN)
ボールへアタックをかけ続け、献身的に走り回った。半面、攻撃面でプラスアルファをもたらせなかったのが残念。一人目のキッカーとして登場したPK戦では無念の失敗。

田中 碧 5.5(105分IN)
延長戦の後半からピッチへ。丁寧にボールをつないだが、周囲とズレる場面も。

監督
森保 一 5.5
スペイン戦に続き3-4-2-1でスタート。この日は課題のセットプレーでも変化をつけ、それが先制点にもつながった。ただ同点に追いつかれたあとは、ゲームの流れを変えるには至らず。もう少し戦い方に幅を持ちたかったか。

【日本代表・総評】 6
今大会、精度を高めている3-4-2-1でスタート。ドイツ戦やスペイン戦に比べてボールを持てる時間も増え、主体的に攻撃も展開。43分にはセットプレーから先制点を奪う良いゲーム運び方を見せた。後半立ち上がりに同点に追いつかれた後はしぶとく試合を進め、延長戦も戦い切った。

そしてPK戦、クロアチアが3人決めたのに対し、日本は1人。やはりベスト16の壁は高かった……。それでもここまでの奮闘は称えたい。彼らの姿に勇気をもらった人は多いはずだ。よく戦った!!

https://news.yahoo.co.jp/articles/edd46d507214281a7e5ba3e411c48e76d3486d4c

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試合後、PKを失敗した南野、三笘らが泣き崩れる光景が見られた。日本の史上初の8強を目指した道のりはここで断たれた。
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