
元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、退院して自宅へと戻ったという。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
2010年秋から14年のブラジル・ワールドカップ(W杯)まで日本代表の指揮を執ったザッケローニ氏は、現地時間2月10日に自宅の階段で転倒して頭部を強打。近郊のマウリツィ・ファブリーニ病院の集中治療室へと入院し、治療が続いていた。そして、3月には自宅近郊のリハビリテーション病院の一般病棟へ。状態は改善されたものの、まだ完全に安定した状態には至っていないとされていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/83ce2b00cfd59b1aa5f5632d01cbbc2ef904e8f5
ザッケローニ氏が退院

そこから1か月と少しが経ち、ザッケローニ氏はチェゼナティコの自宅へと戻ることができたという。そして、「優れた医療スタッフたちに出会えたのは幸運だった。みんなに感謝している」と感謝の言葉を話し、事故当時の状況を、愛犬を抱いてチェゼナティコの自宅から階段を下りてきたところだった。バランスを崩し、愛犬を助けようとして転倒、頭部を強打する惨事になったと説明したという。不幸中の幸いで、その時に自宅には妻や息子のパートナーがいたことから、迅速に救急搬送が行われたという。
ザッケローニ氏はウディネーゼ時代に3-4-3の攻撃的システムで名を馳せ、ACミランでリーグ優勝を達成。ほかにもインテルやユベントスの指揮を執り「北の3強」と呼ばれる3つのビッグクラブで監督を歴任。日本代表では4-2-3-1システムを軸に、MF香川真司やMF本田圭佑らを擁した2011年のアジアカップを優勝した。
