レンジャーズOBのクリス・ボイドは、英紙『The Scottish Sun』のコラムで「私にとって今季の主役はキョウゴ・フルハシでなければならない」と評価。「私もストライカーだったから少しバイアスがかかっていると認める」としつつ、「ここ10か月の日本のヒットマンはまさに怪物的」と賛辞を寄せた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d99201389f938d9a903a903b39d01cb4f2ea781f
ここまで29ゴールとゴールを量産している古橋
ボイドは、古巣レンジャーズが「相手ボックスへの侵入やシュートに関してセルティックを上回っている」としながら、「大事なのはボールをゴールに入れること」だと強調。「その点でセルティックはレンジャーズを大きく上回っており、その多くがキョウゴによるものだ」と続けている。
「シンプルに、その点でレンジャーズの攻撃陣は十分に貢献していない。我々は昨季からキョウゴに期待できることを垣間見てきた。何かしらの進歩を邪魔したのは、一連の厄介なケガがあったからに過ぎない。今季はほとんどの試合に出ており、そして目立ってきた」
プレミアリーグのクラブからの関心も噂になった古橋。ボイドも「スカウトが彼に気づかないことはあり得ないので、夏に移籍する可能性はある」と述べている。そのうえで、「セルティックはここで資金化するかを決めなければいけないだろう。ただ、彼にとって不利なのは、スコットランドで実績のあるスコアラーは、欧州では不十分に見られることだ」との見解を示した。
「ムサ・デンベレとオドソンヌ・エドゥアールは、大金でセルティックから移籍して以降、そこそこだ。彼らにはもっと期待していた。キョウゴ自身のせいではないが、彼に不利になり得る。ただ、(古橋は)彼らとまったく違う選手だと思う」
ボイドは「ハタテもセルティックに多くをもたらしたミッドフォルダー」と、旗手怜央も称賛。「アンジェ・ポステコグルーが獲得した選手たちの中で、最も高値で移籍するのは彼になると思っている」と称えたうえで、年間最優秀選手候補としては古橋が上回ると断じた。
「(旗手は)素晴らしいエンジンと見事なビジョン、ゴールへの目と、多くを備えた選手だ。25歳だから、全盛期もこれからだろう。だが、年間最優秀選手だろうか。ノーだ。彼は同胞のキョウゴに続く2位というところだろう」
中村俊輔以来となる年間最優秀選手受賞はあるのか。近づく発表の日が待たれる。