
現地火曜日、カタール・ワールドカップのグループH第2戦をガーナと戦った韓国は、激しい撃ち合いの末に惜しくも2-3で敗れ去った。0-2から一度が追いつく執念を見せたが突き放され、これで0勝1分け1敗の勝点1。最終戦で戦うポルトガルはすでに決勝トーナメント進出を決めているが、韓国がベスト16入りを果たすためには、強敵相手に勝利したうえでガーナvsウルグアイ戦の結果を待つことになる。
韓国国内ではネットを中心に、チームやパウロ・ベント監督に対する批判が渦巻いている。なかでも酷い仕打ちを受けているのが絶対的なエース、ソン・フンミンだ。SNSの個人アカウントにはおびただしい数の否定的なコメントが寄せられているという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a0ba5a61b9ea063213087852915edcc72d9f518
ピッチ内外で逆風に晒されているソン・フンミン。最終ポルトガル戦でのパフォーマンスに注目だ

中国放送局『CGTN』は「韓国ネチズンがソン・フンミンに激怒」と題して、いくつかの書き込みを紹介。「怪我を押して出ているのがチームにマイナスなのが分からないのか」「調子が良くないなら試合に出るな!」「監督に対するあの無礼な態度はなんだ!」といった調子で、同メディアは「ソン・フンミンが出なければ奇跡を起こせるとでも思っているのか。とんだ勘違いだろう。本調子ではないとはいえ、彼が非難されるいわれはない」と断じた。
かたや、ポータルメディア『騰迅体育』は「すぐカッとなる国民性は変わらない。冷静に考えれば、怪我をしていてもソン・フンミンがピッチに立っている事実が大きいわけで、よくもそれだけこき下ろせるものだ」と指摘。中国ネットユーザーによる「ソン・フンミンがもし中国に帰化してくれたなら、最高のサポートと名声、そして報酬を得らえるのにな」といった意見も掲載している。
中国メディアが韓国サッカーを揶揄する傾向は近年強まっており、日本サッカーに対するそれとは好対照だ。一連の流れを受けて、韓国メディアも中国サッカーを中傷する記事が増えてきている。
