スペイン紙『Mundo Deportivo』は1月26日、今季でフランクフルトとの契約が満了する鎌田にバルセロナに興味を示していると報じた。この報道を受け、『Football ESPANA』は同日、「カマダはFWというより攻撃的MFで、ストライカーの後ろでプレーすることが多いのは興味深い」と伝えている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e9704aa0a64712a6d071df9a7485d4fddb4cfac
バルセロナからの関心が取り沙汰されている鎌田。去就が注目されている
さらに、同メディアは「現在の攻撃陣に6人目の攻撃的な選択肢を加えるというなら、バルセロナの狙いが何なのかという疑問が湧く」と続けた。
「チームづくりのバランスは微妙なものだ。攻撃陣にバリエーションをもたせ、監督が試合を変える選択肢を増やすチームもあれば、システムを保てるように似たような選択肢を望むチームもある」
「現在のメンバーは、同じポジションでプレーしていても、それぞれが攻撃で異なる特徴を出す選手たちと言えるだろう。おそらく、より伝統的な3トップという点で欠けている選択肢は、インサイドに切り込むよりもサイドに開く純粋なウインガーだ。少なくとも左サイドに関しては、優れた攻撃的SBとして成長しつつあるアレックス・バルデの存在で、より必要性がなくなっていると思われる」
そのうえで、Football ESPANAは「カマダのスカウティングは、シャビの変更を表すのかもしれない」と、別システムを模索していくうえでの補強戦略の可能性があると分析している。
「レアル・ソシエダ、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリーとの直近のビッグマッチで、シャビは4人のMFを使い、ガビかペドリのどちらかがより高い位置を取った。カマダは似たような役割をこなせるかもしれない」
「だがそれは、ロベルト・レバンドフスキに代わる純粋な9番の代役を、さらなる放出をせずに獲得する妨げとなるだろう。アンス・ファティがそこでプレーできるが、あまり絡んでいないときがある」
同メディアは最後に、「いずれにしても、シャビと補強担当にとって厄介な決断となるはずだ」と締めくくった。