
森保ジャパンは6月20日、パナソニックスタジアム吹田でペルー代表とのフレンドリーマッチに挑む。
この一戦のポイントのひとつが、左SBに伊藤洋輝、左ウイングに三笘薫が入ると予想される左サイドだ。
このコンビと言えば、カタール・ワールドカップのコスタリカ戦(0-1)で共に途中出場し、伊藤が3バックの左、三笘が左ウイングバックでプレーしたなか、連係不足を露呈。切り札として投入された後者に前者がパスをつけられず、厳しい声も上った。
第二次森保ジャパンの初陣となった3月のウルグアイ戦では、左SBに伊藤、左サイドハーフに三笘とスタメンで縦関係を組んだ。ただこの試合でも、厳しいマークを受ける三笘が孤立してしまう場面が少なくなかった。SBが中に入る“偽SB”の動きも奏功せず、逆に三笘のポジションが低くなってしまうなど機能したとは言い難かった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b341ca970d24916088e3ae69f6b1fdcd2ed2331
「ダイナミックなオーバーラップを求められている」

三笘は18日の練習後、伊藤について「前に来るよりもバランスを取ってケアしてくれる。左足が得意な選手なので、(自分が)裏にランニングをすることが増える」とコメント。守備の負担やリスクが減る点を利点に挙げた。
一方の、伊藤も「カオル君が一人で打開できる選手なんで、リスク管理じゃないでけど、奪われた時に自分がフタをできるように、思い切り仕掛けられるように準備したい」とディフェンス面のサポートを強調した。
そのうえで、「コーチ陣にはダイナミックなオーバーラップを求められているので、タイミングを見て出て行ければ」と攻撃面での貢献を要求されていると明かし、こうも話している。
「ウルグアイ戦では、僕がボールを持った時に、(三笘が)相手のサイドバックと駆け引きしているのが見えたので、そこで自分が合わせられるかが攻撃の鍵となる」
三笘が裏を狙う動きをした時に、武器である左足のキックでどれだけ正確なボールを供給できるか。また、オーバーラップを仕掛けて、エースが孤立しないようにサポートできるか。
ペルー戦ではこの左サイドに注目したい。
